ノロウイルスによる感染性胃腸炎・食中毒に注意しましょう！

　ノロウイルスによる感染性胃腸炎や食中毒は，一年を通じて発生していますが，特に冬季に流行します。
　ノロウイルスは感染力が非常に強く，手指や食品などを介して経口で感染し，大規模な感染症や食中毒の原因となることがあります。
　手洗いの励行など感染症予防対策の徹底をお願いします。また，感染症または食中毒が疑われる場合は，速やかに最寄りの保健所に連絡してください。

症　 状	潜伏期間は24時間から48時間で，主症状は吐き気，嘔吐，下痢，腹痛などです。軽度の発熱など「風邪」とよく似た症状の場合もあります。 通常これらの症状が１〜２日続いた後，軽快しますが，ウイルスは症状がなくなっても１週間程度，ふん便中に排泄され続けます。
治 療 法	予後は良好ですが、乳幼児や高齢者では下痢による脱水症状を生じることもあるので，医療機関を受診し適切な処置を受けてください。
予防方法	患者のふん便や吐ぶつには大量のウイルスが排出されるので， �@ 食事の前やトイレの後，調理を行う前には，必ず石けんと流水で手洗いをする �A 下痢やおう吐等の症状がある方は食品を直接取り扱う作業をしない �B 患者のふん便や吐ぶつを適切に処理し，石けんと流水で手洗いをする 手洗いを日常的に習慣づけることが，感染予防の基本です。 また，加熱が必要な食品は中心部までしっかり加熱して食べましょう。

○ノロウイルスに関するＱ＆Ａ（厚生労働省ホームページ）
　　http://www.mhlw.go.jp/topics/syokuchu/kanren/yobou/040204-1.html

○ノロウイルス検出状況2012/13シーズン（国立感染症研究所感染症情報センター）
　　http://www.nih.go.jp/niid/ja/iasr-noro.html

○ノロウイルス対策マニュアル（広島県地域保健対策協議会ホームページ）　
　　http://citaikyo.jp/200612NORO/NOROMANYUARU.htm