救急の日及び救急医療週間の行事の一環として,救急医療や救急搬送業務に携わる者の資質向上を図ることを目的とした「2014年度(平成26年度)救急医療セミナー(PCECコース)」を,次のとおり開催しました。 開催日時 平成26年9月7日(日) 12:30〜18:10 開催場所 福山市医師会館 4階 講堂・演習室 主 催 NPO法人備後脳卒中ネットワーク,福山市医師会,福山市,福山地区消防組合,福山・府中地域保健対策協議会 後 援 福山府中圏域メディカルコントロール協議会 受講者数 24名(対象:救急救命士等) ≪特別講演 78名≫ ● プログラム [橘英之地対協会長 あいさつ] 12:30 開会・あいさつ 福山・府中地域保健対策協議会 会長 橘 英之 12:40 講義 〔講義座長〕 福山・府中地域保健対策協議会救急医療委員会 委員長 福山府中圏域メディカルコントロール協議会 会長 大田 泰正 【講師】 富山大学大学院医学薬学研究部 地域医療支援学講座 客員教授 有嶋 拓郎 先生 13:30 デモンストレーション・シナリオ実習 CMD 富山大学大学院地域医療支援学講座 客員教授 有嶋拓郎 先生 C C 岡山大学病院高度救命救急センター 講師 佐藤圭路 先生 16:45 特別講演 【講師】 岡山大学大学院医歯薬学総合研究科 救急医学 教授 氏家 良人 先生 18:00 閉会あいさつ 福山地区消防組合 消防局長 大畠 功之 [セミナー会場の様子] 【講義・実習】 セミナーでは,富山大学大学院医学薬学研究部地域医療支援学講座客員教授 有嶋 拓郎 先生をお招きし,先ず「病院前救護における意識障害患者へのアプローチ」と題した御講義をいただき,その後,受講生の救急救命士等24名が4人一組(6ブース)に分かれ,各ブースに配置された指導スタッフとともに,実習形式で意識障害患者へのアプローチを行いました。 4つのシナリオパターンにより,実習とグループ内ディスカッションを行った後,有嶋先生,佐藤先生に解説いただくというスタイルで実施し,24名の受講生たちは,意識障害患者に対する病院前救護についてスキルアップを図ることができました。 (講義資料(PDF)はこちら【2,704KB】) [座長の大田泰正先生] [有嶋先生の御講義の様子] [デモンストレーション・実習風景] [佐藤先生と有嶋先生] [終了式] [受講生には修了証が発行されました] 【特別講演】 今回は特別講演として,岡山大学大学院医歯薬学総合研究科救急医学教授 氏家 良人 先生をお招きし,「私が歩んだ救急医療−病院前救護の拡大とともに―」と題した御講演をいただきました。救急医療の変遷や自身が体験された救急医療現場での成果や課題などを,豊富な経験に基づく具体的な事例を交えてわかりやすくお話していただきました。また,救命士教育の課題やスキルアップのための提案などもいただき,大変勉強になりました。 [氏家先生の特別講演の様子] [大畠消防局長 閉会あいさつ]