肺炎球菌

写真:肺炎球菌肺炎球菌(Streptococcus pneumoniae)は、市中肺炎の重要な起因菌で、そのほかにも気管支炎や中耳炎、副鼻腔煔引き起こす細菌です。普段は、ヒトの上気道に常在菌として、少数の菌が生息していますが、免疫力や体力が低下したような場合に増殖して肺炎を起こす怖い菌です。

肺炎球菌はグラム陽性の双球菌で、莢膜を持っているのが特徴です。そのため、グラム染色をすると菌の周りがぬけて見えるので、塗抹検査でも形態や配列からある程度推定できる菌のひとつです。