カンピロバクターは、らせん状に湾曲したグラム陰性の桿菌です。形態が「らせん状」という特徴があるので、食中毒菌の中で唯一、塗抹検査での推定が可能な菌です。
カンピロバクター・サルモネラ・カンピロバクター・O157
カンピロバクター
顕微鏡 x1000
O-157・サルモネラ
左のうすピンク色のコロニーがO-157、右の真ん中の黒いコロニーがサルモネラです。
細菌検査は時間がかかる検査と思われがちですが、この培地のように選択性の優れた培地を使うことで、より早い報告ができます。
- ※ 便をそれぞれの培地に塗って、24時間培養しました。
ビブリオ
TCBS培地に発育した腸炎ビブリオの写真です。大きい青緑色のコロニーで、目で見て推定が可能です。
- ※ 便をそれぞれの培地に塗って、24時間培養しました。
他にも赤痢菌、コレラ、エルシニア、エロモナス、プレジオモナス等も食中毒を起こす菌なので、 しっかりと加熱をしましょう。