糖尿病の検査

血糖(GLU)

血糖(GLU)とは

一般的に血糖値とは血液中のブドウ糖のことで、糖尿病の有無や低血糖状態であるかをみています。血液中のブドウ糖は体のエネルギー源として使われます。ブドウ糖はホルモン調節によってバランスが保たれていて、食事によってブドウ糖が高くなると、膵臓からインスリンが分泌され血糖を下げます。又、空腹などで血糖が低くなると、膵臓からグルカゴンが分泌され、肝臓などに蓄えていたブドウ糖を血液中に放出させ血糖を上げます。

  • 血糖は食事の影響を受けるので、検査は通常朝食前の空腹時が望ましいです。

異常値を示す疾患

高値
  • 糖尿病
  • 急性膵炎
  • 膵臓癌
  • 甲状腺機能亢進症
など
低値
  • インスリノーマ
  • 肝硬変
  • 甲状腺機能低下症
など

HbA1c(グリコヘモグロビン)

HbA1c(グリコヘモグロビン)とは

赤血球に存在するヘモグロビンと糖が結合したものです。血糖値はその時の値を示しますが、HbA1cは1~2ヶ月前の血糖値を反映しますので、糖尿病患者様の血糖コントロールの指標として用いられます。

異常値を示す疾患

高値
  • 糖尿病
など
低値
  • 溶血性貧血
など