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母子健康手帳の便カラーカードを活用しましょう

便カラーカードとは? 何故重要なのですか

母子健康手帳に掲載されています。胆道閉鎖症を早期発見するためのものです。

胆道閉鎖症とは

生まれる前や生まれた後に、肝臓から胆汁を運ぶ管(胆管)が、炎症などのために詰まってしまい、黄疸を起こす病気です。処置しないと肝硬変や肝不全になり、早期に死亡してしまう怖い病気です。治療は肝臓の一部に腸をくっつける手術が行われますが、生後2か月までにしないと成績はよくありません。このために早期発見が必要になり、便カラーのチェックが重要になります。

方法

生後2週間 1か月 1-4か月において、カードの色とうんちの色を見比べて、チェックをしてください。1か月検診の時など病院に行かれるときに看護師さんか先生に見せてください。判断が難しければ、うんちをカードの横において、比較するようにデジカメか携帯電話の写メで撮影して、持ってきてください

そのほかに気を付けること

肌や目(白眼の部分)が黄色くなったり、おしっこが濃い麦茶のような色になったら、黄疸が出ているということなので病院に行ってください。

その後の検査や治療は

採血で、黄疸(総、直接ビリルビン)、肝機能異常があるかどうか。超音波検査やCT検査で胆嚢などがあるかどうかを見ます。胆道閉鎖症であれば手術が必要なので、小児外科のある病院を紹介してもらえばいいでしょう。

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