アボカドの原産は南アメリカ北部からメキシコ高地に分布しています。 13世紀頃、アステカ族により栽培され16世紀頃、アメリカに伝来しヨーロッパやオーストラリアに伝わりました。日本に入ってきたのは100年ほど前です。
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現在、国内で売られているアボカドのほとんどがメキシコ、ニュージーランド、チリからの輸入品で『ハス種』と呼ばれる品種です。脂肪分が多く、ねっとり感があり、どっしりしたコクが特徴です。わずかですが和歌山などで国内産が栽培されていて11月?2月頃に販売されます。 |
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未熟なうちに収穫し常温で追熟させることでやわらかくなります。皮が緑色のものは未熟なので20度前後の場所で追熟させます。皮がチョコレート色になり手に持ったときにやや弾力を感じれば食べ頃です。熟したものは冷蔵庫で保存します。切ったアボカドは空気に触れると変色するので切り口にレモン汁をかけてラップをしておきます。 |
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脂 質 |
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『森のバター』と呼ばれる通り、脂肪分が多いのが特徴です。アボカドの脂肪は不飽和脂肪酸と言い、オレイン酸やリノール酸といった悪玉コレステロール値を減らし動脈硬化を防止する性質があります。 |
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カリウム |
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体内の余分なナトリウムを排泄し、血圧を下げ脳梗塞や心筋梗塞の予防が期待できます。 |
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葉 酸 |
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ビタミンB群の一種です。造血のビタミンとも言われビタミンB12と共に血球を作る核酸の合成を助けています。さらに細胞増殖に必要なDNAやアミノ酸の代謝に関わっています。妊娠後、胎児の組織が色々な臓器に分化するのに葉酸が不可欠ですから、母体内の葉酸が不足していると『神経管閉鎖障害』という先天異常が起こりやすくなります。 |
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ビタミンE |
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抗酸化作用(細胞の酸化を防ぐ)があり血行をよくしたり血管壁を丈夫に保つ働きがあります。 |
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