2022年7月号
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◆◇◆ 福山市医師会子育て支援メールマガジン ◆◇◆
第224号 2022年7月8日
福山市医師会は、子供さんの健やかな成長とお母さま方の子育てを応援
しており、さまざまな子育てに関する情報をメールマガジンとして配信い
たします。
小児科医や産婦人科医などによる子育てや病気の説明、流行している
疾患の情報、イベントのご案内等を毎月配信いたします。
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□ Index
● 最近の感染症情報
● 今月のトピック
【熱中症予防と新型コロナウイルス】
● おくすり一口メモ
【お薬と食べ物、飲み物】
● パパ・ママへ(子育て支援事業のご紹介)
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●最近の感染症情報
現在、小児の間で流行している感染症を、感染頻度の高い疾患順にお知ら
せします。
1.感染性胃腸炎 ・・・・・ 増加傾向
2.手足口病 ・・・・・・・ 横ばい
3.咽頭結膜熱 ・・・・・・ 減少傾向
4.RSウイルス感染症 ・・ 増加傾向
5.ヘルパンギーナ ・・・・ 増加傾向
6.溶連菌感染症 ・・・・・ 急減
続いて、水痘、流行性耳下腺炎が少数報告されています。
※ 梅雨が明けて夏の暑さとなり、例年初夏に流行する咽頭結膜熱(プール熱)、
手足口病、ヘルパンギーナなどの夏かぜも流行の兆しを表しています。
新型コロナウイルス感染者数が急増しています。変異株オミクロン株の新た
な派生型「BA.5」への置き換わりが進んでいます。厚生労働省のデータに
よると6月29日までの1週間で確認された全国の感染者数は前週比1.7倍
でした。
7月3日の東京都の新規感染者数は3788人で、前週の日曜日より180
0人増加しています。BA.5の占める割合は24%で、感染者数の急増の主
な理由は、BA.5への置き換わりと指摘されています。
そして、冷房で窓を閉めていることも一つの要因となり、自宅でも飲食店で
もエアロゾル感染が起こりやすくなると言われています。室内の気温が上がっ
ても定期的に窓を開けて換気することが望ましいでしょう。
しかし、換気と熱中症予防とのバランスが大切であることが指摘されていま
す。
また、全国旅行支援を7月前半にスタートさせるとしていたが、新規感染者
数が再び増加傾向にあることで、政府は、「もう少し感染状況を見守りたい。
特に期限は区切っていない」と、開始のタイミングを慎重に検討する方針に転
じています。
福山市内でも3回目・4回目接種が進められています。事前の予約が難しい
方のために、集団接種会場に予約不要で接種を受けることができる当日枠を設
けられています。詳細は福山市のホームページをご参照ください。
アレルギーなどによりmRNAワクチン(ファイザー社,モデルナ社)での
接種が困難な人や,副反応に対する不安から接種をためらっている人などの接
種機会を確保するため,武田社ワクチン(ノババックス)の接種を実施されて
います。ノババックスの対象者は、18歳以上で1~3回目接種の接種券があ
る人です。
(参考)
新型コロナワクチン接種について - 福山市ホームページ (city.fukuyama.hiroshima.jp)
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●今月のトピック
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【 熱中症予防と新型コロナウイルス感染 】
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屋外ではマスクをはずしましょう。
異常気象の影響からか今年は暑さがまた一段と厳しさを増しているようです。
熱中症で緊急搬送されたというニュースが流れ、家や車に放置された子どもが
亡くなったという痛ましい事件が報道されます。命を守るため、コロナ感染防
止をしながら熱中症予防をしましょう。
学校の子ども達は、運動をする時に熱中症になりやすいので、外で運動する
時や通学の時はマスクをはずしましょう。人との距離が確保できて、会話をほ
とんど行わない場合は、マスクをする必要はありません。
マスクをつける必要がある室内でも、熱中症のリスクが高い場合があります。
熱中症を予防するために知っておきたいことを簡単にお伝えします。
1.暑さを避けましょう。当然といえば当然ですがなかなか実行が難しいこと
もあります。涼しい服装、日傘、帽子、涼しい場所、日陰など。
2.喉が渇いていなくてもこまめに水分補給をしましょう。子ども達は声をか
けないと飲むのを忘れて遊びや運動に夢中といったこともあるでしょう。
また、大量に汗をかいたら塩分も補給しましょう。
3.エアコン使用中もこまめに換気をしましょう。窓を開け、扇風機や換気扇
を使い、エアコンの温度調節にも気を配りましょう。
4.暑さに備えた体づくりと日頃からの体調管理も大切です。
文責:福山市医師会学校保健委員 池田紀和子
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●おくすり一口メモ
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【 お薬と食べ物、飲み物 】 福山市薬剤師会
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二種以上のお薬を飲む場合に、お薬同士の作用が、他のお薬の効き目に影響
を与えることがあります。これを相互作用と言いますが、このようなことは、
お薬同士だけでなく食べ物や飲料水とお薬の場合もあります。抗生物質の中に
は牛乳、ミルク、乳製品に含まれるカルシウムによって吸収が邪魔される物も
あります。また嫌がる子供さんに、飲み込み補助にジュースとか乳酸菌飲料・
スポーツ飲料によって飲むようにされる場合があるかもしれませんが、これら
には「酸性」なものが多く、お薬の苦味などを和らげるコーティングを溶かし
てしまうので、口の中にあるうちに苦くなったりしてお薬を飲まなくなります。
抗生物質やアレルギー用のお薬に、苦味のある物が多い様です。一歳未満の子
供さんに甘味として「ハチミツ」を加えるのは厳禁です。大人なら大丈夫な「ボ
ツリヌス菌」に汚染されて、「乳児ボツリヌス症」を発症する危険があります。
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●ママ・パパへ(子育て支援事業のご紹介)
1┓・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
┗┛ 福山夜間小児診療所
http://www.fmed.jp/kosodate/yakan/index.html
2┓・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
┗┛ すこやか育児サポート事業(無料育児相談)
http://www.fmed.jp/kosodate/k_shien/sukoyaka/index.html
3┓・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
┗┛
日本医師会「キッズクラブ」 http://www.med.or.jp/kids/
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●お知らせ
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こんなことを教えて欲しいという事がありましたらこちらへ
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【発行】 一般社団法人 福山市医師会
ホームページ http://www.fmed.jp/
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