いきいき健康メール (2012年10月号)
2012年10月10日発行号
◎肥満について
昼夜の気温の差も大きくなり、秋を感じる季節になりました。
「食欲の秋」とも言われるこれからの季節は、肥満が気になるところです。
肥満か否かを判断する指標にBMIという数字があります。BMIが25以
上であれば肥満と判断されます。同時に腹囲(おへその高さで測ったお腹回り
)を測定し、基準値を超えた場合、内臓脂肪が100立方センチメートル以上
存在すると推測され、内臓脂肪型肥満の可能性が高いと思われます。
肥満症とくに内臓脂肪型肥満の場合には、高血圧症、糖尿病、脂質異常症な
どの生活習慣病を合併している可能性が高く、死の四重奏とよばれています。
これらの生活習慣病が、心筋梗塞・脳梗塞など動脈硬化が原因となる病気の進
行を、著しく早めるものと考えられています。肥満はそのすべての基礎となる
病態ですから、しっかりと食事・運動療法に取り組む必要があります。
●身体計測(BMI・腹囲)の基準値
BMI 18.5以上 25.0未満
腹囲 男性85cm未満 女性90cm未満
BMIの計算法 BMI=体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)
適正体重(kg) 適正体重(kg)=身長(m)×身長(m)×22
●肥満の方は・・・
1.栄養バランスのよい食事を。(甘いもの・脂肪は控えめに)
2.毎食後に歯を磨く習慣を。
3.毎日、自分の体重を測り、適正体重との差を自覚する。
4.規則正しい生活を心がける。
5.定期的に運動を行う。
6.休息・睡眠を十分にとる。
7.ストレスは上手に解消する。