いきいき健康メール (2012年12月号)
2012年12月10日発行号
◎骨粗鬆症(こつそしょうしょう)を防ぎましょう
骨粗鬆症とは、カルシウム不足などにより骨密度が減少し、骨がスカスカに
なり、折れやすくなってしまう病気です。しかし、「骨粗鬆症」がコワイのは
、骨折しやすくなるということだけではありません。
骨粗鬆症による骨折は、寝たきり原因の第3位でもあります。特に高齢者の
場合、そのまま寝たきりになり、手足を動かさず刺激も減れば、痴呆の原因に
もつながります。
加齢に伴う骨量の減少の原因には、老化によりカルシウムの消化・吸収能力
が落ちること、種々のホルモンのバランスの変化、女性の場合、女性ホルモン
の分泌の低下(閉経後など)、そして日本人に多く見られるカルシウム不足の食
事などがあげられます。
生理的な老化現象は仕方のないことかもしれませんが、カルシウム摂取につ
いては、努力次第で増やすことができ、これが丈夫な骨づくりの基本になりま
す。
若い方は、将来に備えてカルシウムをしっかり摂って十分な預金をしておく
必要があります。また、中高年の方でも、カルシウム摂取や運動によって、骨
量の減少が抑えられたり、増加する可能性もあります。
骨量が減ってもあきらめず、積極的にカルシウムを摂るよう心がけましょう。
? 強くて丈夫な骨を作る3原則 ?
1.1日600mg以上のカルシウムを。
(カルシウムは、牛乳、乳製品、小魚類、大豆製品、緑黄色野菜、海藻類
に含まれます。)
2.運動で骨を強くしましょう。
3.日光浴でビタミンDを自己生産。