いきいき健康メール (2013年6月号)
2013年6月10日発行号
◎じんましん
これからの季節は、日光や汗などによりじんましんが出る方が増える時期で
もあります。
じんましんは、皮膚に強いかゆみを伴う赤いふくらみ(膨疹:ぼうしん)が
体のいろいろなところに現れます。膨疹の一つ一つは数分から数時間で消えま
すが、新しく現れるという症状を繰り返すこともあります。
この症状が1ヶ月以内に治まる場合を「急性じんましん」、1ヶ月以上続く
場合を「慢性じんましん」と呼びます。
じんましんの原因には、食べ物や薬剤、植物などによるアレルギー性のもの
と、物理的刺激やストレスなどによる非アレルギー性のものがあります。
しかし、じんましんが現れる原因はいろいろあり、診断だけで原因を特定す
ることは難しいため、じんましんが現れた1時間以内に食べたものや飲んだ薬
、触れたものなどを記録しておくことが大切です。
原因が特定できた場合には、原因となった物質を避けることで症状は改善し
ますが、基本は抗ヒスタミン薬や抗アレルギー薬の内服による治療です。
じんましんは疲労や睡眠不足、ストレスなどで悪化しますので、規則正しい
生活を心がけましょう。
一つの膨疹がいつまでも消えない場合には、じんましんとは別の病気の可能
性もありますので、かかりつけの病院でご受診ください。