いきいき健康メール (2013年9月号)
2013年9月10日発行号
◎乳幼児の誤飲・誤嚥(ごえん)に注意しましょう
食べ物以外のものを誤って飲み込んでしまう「誤飲」や、誤って飲み込んだ
ものが気管や肺に入ってしまう「誤嚥(ごえん)」は、8割以上が3歳未満の
乳幼児に起こっています。
赤ちゃんは6ヶ月頃になると上手に物をつかめるようになり、つかんだ物を
何でも口にもっていくようになります。
豆類やアメなどの食べ物だけでなく、ボタンやコイン、薬、タバコ、ボタン
電池なども飲み込んでしまうことがあります。
豆類やお餅、ゼリーなどは窒息する危険がありますので、3歳未満の乳幼児
には食べさせないようにしましょう。
特に危険性の高いものとしてボタン電池と灯油があります。
ボタン電池は、食道や胃にとどまると放電により粘膜を傷つけます。灯油は
、逆流して肺に入ると肺炎を起こし非常に危険なので、吐かせてはいけません
。
乳幼児は何でも口に入れて確かめようとします。
子どもにとって成長する過程のひとつですが、その中で「誤飲」「誤嚥」が起
きないよう子どもの目線で危険な物はないか確認してみましょう。
子どもが大きく口を開いた大きさは直径39mmで、トイレットペーパーの芯と
ほぼ同じ大きさです。この大きさよりも小さい物は「誤飲」「誤嚥」の可能性
がありますので、ご家庭にある物を通してチェックし、子どもの手の届かない
ところに置くようにしましょう。