いきいき健康メール (2014年7月号)
2014年7月10日発行号
◎夏なのに冷え性?『クーラー病』にご注意!
気象庁の発表によりますと、今年の夏は平年よりも暑い予想なんだそうです
。暑い日にはクーラーの効いたお部屋が天国みたいに感じられますよね。でも
、その天国にはちょっと注意が必要です。
今回は暑い夏に注意したい『クーラー病(冷房病)』についてのお話しです。
『クーラー病(冷房病)』とは正式な病名ではありませんが、誰もがクーラー
漬け生活の末に身体の不調を感じたことがあるのではないでしょうか?なんと
なくダルい...とか、ちょっと立ちくらみがする...などの症状、実は自律神経の
不調によるものです。
自律神経は5℃以上の急激な気温の変化についていくことができません。暑
い外と涼しい部屋の中を行き来することで、体温を下げようとする交感神経と
体温を上げようとする副交感神経のバランスがおかしくなってしまうのです。
しかし、だからと言って、ずーっと涼しい部屋に居ることも良くありません
。汗をかく機能が衰えてしまって、たまに暑いところに出てもうまく体温調節
ができなくなってしまう恐れがあります。また、身体が冷えっぱなしになると
末端の血液循環が悪くなって、冬の冷え性と同じ状態になってしまう恐れもあ
るのです。
主な症状は、むくみ、疲労感、肩こり、頭痛・腰痛、食欲不振、下痢・便秘
、月経不順など様々です。そんな症状が出てきて「もしかしたらクーラー病か
な?」と思ったら、お風呂で温かい(熱すぎない)お湯にゆっくりとつかる、身
体を動かす、温かい食事をとるなどで、末端の血液がうまく流れるように努め
てみてくだい。また、腹式呼吸をすると自律神経が整う効果があるそうです。
普段からクーラー設定を外気温マイナス3?4℃を目安にして、外との温度差
が大きくならないようにすれば予防になります。節電にもなって一石二鳥!?
かもしれませんね。
これは女性だけのお話しではありません。一般的に暑がりの方が多い男性は
クーラーをガンガン効かせてしまいがちになり、気温差で体調を崩してしまう
恐れがあります。どうかご注意くださいね。
冷え性は万病の元とも言われています。熱中症にはくれぐれも注意しながら
、クーラーを上手く使って暑い夏を元気に乗り切りましょう!