いきいき健康メール (2015年1月号)
2015年1月9日発行号
◎インフエンザの流行が始まりました
インフルエンザの流行は例年1月中旬からでしたが、今年は例年より早く12
月から始まりました。ワクチンで予防できるのですが、ワクチン接種の時期に
は誤解があるようです。ワクチンによる抗体は5か月間は維持できることがわ
かっているのですが、流行期に入る前でないと春まで抗体が維持できないとの
イメージを持たれているようです。(都市伝説?)ほとんどの医療機関で10月
から接種可能ですので、ぜひ早目の接種を考えてください。1回接種の場合は1
1月から12月初旬までに接種するよう計画してください。2回接種の場合は1回
目を10月中旬から11月初旬、2回目を1回目から4週後に接種すると抗体の上昇
が最もよくなります。
また、ワクチン製造のため鶏卵を使用しているので、卵アレルギーがあると
接種できないと思われていますが、ワクチンに残っている卵成分は理論上はア
レルギーを起こさないほど微量になっています。特に国内製造のワクチンは外
国製に比較して卵成分は10分の1です。実際に卵アレルギーのあるお子さんに
ワクチンを接種したが、アナフィラキシー発症はなかったとの研究もあります
。微量の卵摂取でアレルギーを起こすケースを除いてほぼ安全に接種できると
思われます。接種希望の方はかかりつけ医にご相談ください。