いきいき健康メール (2016年8月号)
2016年8月10日発行号
◎熱中症予防を万全に楽しい夏をすごしましょう
8月に入りいよいよ夏本番です。
スポーツや行楽など楽しいご予定のある方も多いと思います。
そこで気を付けたいのは熱中症です。
熱中症は、暑い環境で過ごしたり、運動したりすることで多量の汗をかいて
水分、塩分が不足し、体温が上がりすぎて体温調節ができなくなった時に起こ
る症状の総称です。屋外はもちろん、屋内でも起こることがあります。その症
状、程度によりI度(軽症)~III度(重症)に分類され、対応も異なります。
I度(軽症)
目の前が暗くなる、気分不良、手足のしびれ、四肢・腹筋のけいれん、血圧低下
→日陰で体を冷やし、水分補給をして休みましょう。
II度(中等症)
強い疲労感、頭痛、吐き気、めまい、下痢
→点滴などの治療が必要です。医療機関を受診して下さい。
III度(重症)
意識がもうろうとする、意識消失
→非常に危険な状態です。救命医療を行う病院への救急搬送が必要です。
熱中症は重症化すると生死に関わることもありますが、知っていることで適
切な予防と対応ができます。こまめに水分・塩分補給と休憩をとり、屋外では
涼しい服装で日傘や帽子を利用したり日陰を選んだりして過ごしましょう。屋
内では扇風機やエアコンで室温を調節しましょう。
御高齢の方や乳幼児は体温調整機能が弱いため特に注意して下さい。
熱中症に気を付けて元気で楽しい夏をお過ごしください。