いきいき健康メール (2017年8月号)
2017年8月10日発行号
◎体調にあった熱中症対策を
天気予報やニュースでも「熱中症に注意しましょう」と伝えているのをよく目
にしますし、暑い日には熱中症で搬送された件数なども報じられています。
熱中症の症状として、程度はさまざまですが、倦怠感、めまい、筋肉痛、痙攣、
発汗の異常、頭痛、嘔気、発熱、意識障害などが挙げられます。
大雑把に言えば、熱中症とは、高温多湿の環境に体が適応できずに様々な障害
が生じる状態です。それゆえ、熱中症にならないようにするには、環境の要素
と体調の要素の両方を考慮する必要があります。
同じ環境においても体調が不十分な方は熱中症になりやすいと言え、休養が十
分とれていること、食事が十分とれていることが予防には大切です。
一般論として水分補給は重要で、体に水を保つためには塩分も必要なのですが、
持病があり水分や塩分の制限を指導されている方もいらっしゃるでしょう。
水分・塩分が過剰にも不足にもならないようにするのは難しいですが、基礎疾
患をお持ちの方は暑い時分によい体調を維持するのは大変な状況と理解いただ
き、高温多湿の環境を避け、十分な休養、適切な栄養を摂り、普段の体調管理
を心がけていただきたいと思います。