いきいき健康メール (2018年6月号)
2018年6月8日発行号
◎睡眠と季節の変わり目
春から新しい年度が始まり、しばらくたって疲れが出始める時期になりました。
睡眠のことでお悩みはありませんか?
不眠には大きく分けて4つのパターンがあり、「入眠困難」「中途覚醒」「熟
眠困難」「早朝覚醒」があります。不眠で相談される方の多くは入眠困難とと
もに、複数の症状を相談される傾向があります。眠れないと、不眠症状だけで
なく、それに伴って日中の倦怠感、集中力低下、食欲低下などが現れ、生活に
支障が起こすことがあります。
不眠の原因は様々で、ストレスや生活習慣、呼吸器や脳の病気、アルコールや
薬の影響もあります。ではどうやって改善したらよいでしょうか?
解決方法としては、まずは運動や栄養補給をおすすめしています。あわせて禁
煙、節酒を提案しています。タバコやお酒は睡眠の質を下げる作用があり、睡
眠でお悩みの方にはすすめていません。日中のウォーキングや、朝昼夕のバラ
ンスの取れた食生活など、生活習慣の改善で、多くの方は睡眠の質の改善が認
められます。
快眠のためのポイントはいくつかありますが、毎朝同じ時刻に起きること、眠
くなってから床につく、睡眠薬代わりのお酒はやめる等があります。また睡眠
時間は加齢に伴って減少していくことが分かっており、65才の平均睡眠時間
は6時間といわれていますので、時間にこだわりすぎないことも大切です。
より良い日中生活が快眠をもたらし、快眠が、より良い日中生活をもたらしま
す。みなさん、快眠運動に取り組んでみませんか?