【いきいき健康メール】(2019年5月号)
2019年5月10日発行号
◎アレルギー性結膜炎について
アレルギー性結膜炎とは眼の表面に花粉などのアレルギー反応を引き起こす物
質が付着して、結膜に炎症を起こす病気です。
眼のかゆみや異物感が主な症状で、涙が出たり、目やにが出たりすることもあ
ります。
◆主な原因物質としては次のようなものがあります。
・スギ花粉(1月~5月)
・ヒノキ花粉(3月~5月)
・カモガヤ花粉(5月~7月)
・ブタクサ花粉(8月~10月)
・ハウスダスト(チリ、ホコリ、ダニ、カビなど)
・動物の毛(1年中)
・コンタクトレンズの汚れ(1年中)
治療の基本は点眼薬の使用です。日常生活に支障がないようにかゆみの症状を
軽くすることが中心となります。
アレルギー性結膜炎のなかでも、症状の出やすい時期が予測できる花粉などが
原因のアレルギー症状の場合には、『初期療法』という考え方が適用されます
。
症状が出る前の、花粉飛散時期の約2週間前から、または症状が少しでもあら
われたら、抗アレルギー点眼薬による治療を始める方法で、花粉飛散ピーク時
の症状が軽くなります。
毎年花粉症がひどい場合は、症状があらわれる前に眼科を受診することをおす
すめします。
文責:福山市医師会 広報委員 中山雅雄