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【トピック】多焦点眼内レンズについて

【いきいき健康メール】(2020年3月号)
2020年3月10日発行号
◎多焦点眼内レンズについて 2020年4月より多焦点眼内レンズの白内障手術が先進医療から外れます。 従来から健康保険適応外として自費で請求され、生命保険の先進医療特約でその支払いを保険会社が担保していましたが、今後は生命保険の支給適応外となります。 その一方で、多焦点眼内レンズの白内障手術は、健康保険での適応となりました。検査や診察料および手術料が健康保険で賄えるのです。ただし、近用部分は自費診療になるとの事、すなわち眼内レンズ代のみが自費という選定医療に変更されます。 生活様式はそれぞれ異なるため、どのような眼内レンズを選ぶべきか個人差があります。また目の状態に応じて、緑内障や目の奥に病気があるなど、多焦点眼内レンズが使用できない場合もあります。不整な乱視があると術前より見え難くなる方もおられます。 ご自身の理想とする生活様式を予めまとめておいて、手術前に十分相談し眼内レンズを選べる時代に近づいてきました。 文責:福山市医師会 広報委員 藤井一弘