【いきいき健康メール】(2021年2月号)
2021年2月10日発行号
◎あなたのしていること虐待じゃないですか?
「しつけ」のつもりでも、それが子どもにとって苦痛であれば虐待です。
なぐる・ける・たたく・つねる・物を投げつける・首をしめる・ムチで打つ・投げ落とす・激しく揺さぶる・たばこの火を押しつける・おぼれさせる・寝させない・戸外にしめだす・家に閉じ込める・車や家の中に置き去りにする・十分な食事を与えない・不潔なままにする・病気やケガをしても病院へつれて行かない・支配する・嫌なことを無理強いする・言葉によるおどし・無視・きょうだい間の差別的な扱い・子どもの目の前で行われる家庭内暴力・子どもの性器を傷つける・子どもにわいせつな行為をしたりさせるなどはすべて虐待です。
ところで、平成28年度の福山市における人口10万人当りの子ども虐待相談処理件数は188人でした。平成31年度は352人でした。この数の多さ、実は全国で上位です。
子育てに困りはて、子どもにひどい言葉を浴びせたり手を挙げてしまうことがありませんか。体罰や暴言は恐怖により子どもを言いなりにするだけで、なぜ叱られたのか子どもはよく分かっていません。最初は「愛の鞭」のつもりでも、いつの間にか虐待になってしまいます。
体罰や暴言をやめて子どもと正面から向き合いましょう。
くり返し虐待を受けた子どもは、あなたと同じで大きくなっても幸せになれません。
子ども虐待防止の電話相談 TEL 189(24時間対応)
文責:福山市医師会 広報委員 有木 則文