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【トピック】過敏性腸症候群

【いきいき健康メール】(2021年9月号)
2021年9月8日発行号
◎過敏性腸症候群 今年の夏も暑かったですね。冷たいものの取りすぎなどでおなかの調子を崩した方も多かったかもしれません。 今回はおなかの痛みを伴う便秘や下痢の症状を認めたときに疑う疾患の一つである過敏性腸症候群をご紹介します。 過敏性腸症候群は便秘や下痢など排便の異常などの腹部症状が数か月以上続いた時に疑う病気です。 決して珍しい病気ではなく、過度なストレスや緊張などで引き起こされると考えられていますが、原因がはっきり分からないケースも多々あり、治療が難しいこともあります。 命に関わる病気ではありませんが、お腹の痛み、便秘・下痢、不安などの症状のために日常生活に支障をきたすことが少なくありません。 規則正しくストレスや疲れをためない生活を心がけることが大切で、効果が乏しい際は薬による治療の相談が必要になることもあります。 おなかの症状を認めたときに最初から疑う病気ではありませんが、なかなか治らないおなかの症状を認めたときには、この病気も疑って病院への受診を考えてみて下さい。 文責:福山市医師会 広報委員 西江 学