【いきいき健康メール】(2024年11月号)
2024年11月8日発行号
◎睡眠の秋
食欲の秋、運動の秋などと言いますが、睡眠の秋という言葉もよく耳にします。
良い睡眠のためにはまずは睡眠にとってよくない事(夜食、アルコール、カフェイン、スマホなど)をやめることです。そのうえで、
1.体内時計を整える:毎日同じ時刻に起き、太陽の光を浴び(分泌されたセロトニンが夜にメラトニンに変わる)食事を摂る。
2.日中は体を動かして疲れをためる。
3.体温の調節をする:就寝2時間前までに入浴、ぬるめの湯に15分位入り体温を上げておくと、体温が下がるタイミングで眠気が生じスムーズに入眠できる。
4.就寝前はリラックスする:副交感神経が優位になり、寝つきがよくなる。眠れない時は羊を1から数えるよりも引き算(余計な思考をなくして集中する)、100から数字を引いてゆくカウントダウンで。
5.寝室の環境を整える:部屋を暗くする、静かな環境にする、温度湿度を快適に保つ(夏28℃以下、冬18℃以上、湿度40~60%)。体にあった寝具を使用する。
といった事が大事です。
睡眠不足は健康を損なうのみならず、幸福感の低下なども引き起こすとされています。よりよい人生のためにも睡眠を上手にコントロールすることが重要です。
文責:福山市医師会 広報委員 西川 敏雄