第107号 平成24年 8月29日

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◆◇◆      福山市医師会子育て支援メールマガジン     ◆◇◆
                          第107号 平成24年 8月29日

  福山市医師会は、子供さんの健やかな成長とお母さま方の子育てを応援
 しており、さまざまな子育てに関する情報をメールマガジンとして配信い
 たします。
  小児科医や産婦人科医による子育てや病気の説明、流行している疾患の
 情報、イベントのご案内等を毎月配信いたします。

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□ Index

 ● 最近の感染症情報
 ● 今月のトピック「9月からポリオの生ワクチンが変わります」
 ● おくすり一口メモ「おくすりの形について(その4 吸入薬)」
 ● 第24回離乳食レシピ!「ミルクポテトのトマトソース 他」
 ● 第7回ホームケアレシピ!「キャロット&オレンジゼリー 他」
 ● お知らせ「福山における小児の夜間救急医療について」
 ● イベント(講演会)情報
    平成24年度乳幼児健診研修会『子どもの心身症とその対応』
 ● パパ・ママへ(子育て支援事業のご紹介)

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●最近の感染症情報

 現在、広島県内で流行警報が発令されている疾患は、溶連菌感染症です。
 また、要注意疾患として腸管出血性大腸菌感染症、風しん、日本紅斑熱が
ありますのでご注意ください。

 その他に現在、小児の間で流行している感染症について、感染頻度の高い
疾患順にお知らせします。

① 感染性胃腸炎     ・・・・・・減少傾向
② 溶連菌感染症     ・・・・・・減少傾向
③ ヘルパンギーナ    ・・・・・・減少傾向
④ 水痘(水ぼうそう)  ・・・・・・横ばい
⑤ RSウイルス感染症  ・・・・・・減少傾向
⑥ 咽頭結膜熱(プール熱)・・・・・・減少傾向
⑦ 流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)・・横ばい

 RSウイルス感染症は、例年10月ごろから流行期にはいりますが、非流
行期である8月現在でもRSウイルス感染症に罹患し、2歳未満の子どもさ
んが細気管支炎を起こし入院する例が目立っています。流行の兆しが少し早
まっているようですのでご注意ください。
 また、冬から春にかけて流行するノロウイルスとロタウイルスによるウイ
ルス性胃腸炎は明らかに減少していますが、O157をはじめとする腸管出
血性大腸菌感染症が目立っています。
 毎年夏から秋にかけては食べ物が傷みやすく、食中毒が心配な季節です。
この季節は特に生肉はもちろん、火の通りが不十分な肉を摂取するのは危険
です。また、生肉を取り扱った後のまな板の上で調理を行ったために他の食
品が汚染されてしまう場合もあります。調理後の器具は熱湯や塩素系の消毒
剤(ハイターなどで可)で消毒をして感染予防を意識するようにしてくださ
い。
 その他にも、生卵はまれにサルモネラ菌やカンピロバクターによる食中毒
の感染経路になる可能性もありますので、加熱して食べる方が安心です。


<参考資料のご紹介>

●食中毒を防ぐ3つの原則・6つのポイント(政府広報オンライン)
 ⇒ http://www.gov-online.go.jp/featured/201106_02/index.html

●食中毒に気をつけましょう!(福山市保健所 生活衛生課)
 ⇒http://www.city.fukuyama.hiroshima.jp/seikatsueisei/shokuhin/shokuchudoku.html


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●今月のトピック

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       「 9月からポリオの生ワクチンが変わります 」

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 9月から変わるポリオの定期予防接種についてお話します。

Q ポリオとは?
A ポリオは小児まひとも呼ばれ、昔は流行を繰り返していた病気です。そ
  の後、予防接種を積極的に行った結果、日本ではほとんど見られなくな
  りました。しかし、地球全体では根絶しておらず、引き続き予防接種が
  必要です。


Q 9月からどのように変わるのですか?
A 従来の飲む生ポリオワクチンから、注射の不活化ポリオワクチンに切り
  替わり、11月には三種混合ワクチン(DTP)と不活化ポリオワクチ
  ンが合体した四種混合ワクチンが導入されます。


Q 生ワクチンと不活化ワクチンの違いは?
A 毒性を弱めたウイルスを飲み、腸管で免疫をつくるのが生ワクチンです。
  これに対し、ウイルスを殺して必要な成分だけを注射し、免疫をつくる
  のが不活化ワクチンです。不活化ワクチン導入により生ワクチンに見ら
  れたマヒなどの副反応の心配がなくなります。


Q 注射の回数は?
A 生ワクチンは2回でしたが、生後3カ月から全部で4回の接種が必要と
  なります。ほかの予防接種との間隔は、これまで4週間必要だったもの
  が1週間になり、スケジュールが立てやすくなると思います。


Q では、まだ一度も三種混合をしていない場合、11月から変わるのを待
  ったほうがいいの?
A いいえ、待ってはいけません。最近は大人に百日ぜきが流行し、予防接
  種をしていない赤ちゃんがかかることがあるからです。百日ぜきにかか
  ると、赤ちゃんは窒息死することがあります。
  スケジュールに合わせて一日でも早く受けるのが、予防接種の基本です。
  受けたときから病気の予防ができるのです。


Q すでにポリオ生ワクチンを接種している場合、不活化ポリオワクチンに
  切り替わった後は、どうすれば?
A 2回飲んでいる場合は、終了です。不活化ポリオワクチンは必要ありま
  せん。1回しか飲んでいない場合は、注射接種が必要です。詳しくはか
  かりつけ医とよく相談してください。


      リビングふくやま(平成24年8月25日号)掲載記事より


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●おくすり一口メモ

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      おくすりの形について(その4 吸入薬)
                          福山市薬剤師会

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 前回に続いて外用薬の分類で「吸入薬」のお話をします。


 吸入薬は気管支、肺にお薬を吸いこんでいただきますので「外用」のイメ
ージはないかもしれません。

 お薬は液状が中心で「ネブライザー」という器具を用いて薬液を「霧状」
にし、大きく口をあけて呼吸すれば自然と吸入できるものが簡便で確実です。
しかし器具の操作や衛生管理が必要なので家庭で常時使用されるには幾分不
便かもしれません。その他携帯スプレータイプや粉の微粒薬を吸いこむタイ
プがあります。いずれも気管支、肺深く吸い込む必要がありますので幼いお
子さんには少し難しいかもしれません。

 作用としては気管、気管支を拡げて呼吸を楽にし、気道粘液、痰を出しや
すくします。

 最近では「気管」だけで作用する「局所作用ステロイド」が有用です。気
管が炎症で腫れていることによる呼吸困難、咳、喘息に使われます。ステロ
イドの副作用が不安かもしれませんが体内に吸収されると壊されてしまう薬
で全身的な害はないものです。抗インフルエンザウイルス薬の「リレンザ」
や「イナビル」もこの粉を吸いこんでいただくタイプです。「イナビル」は
吸入回数1回だけなので、失敗すると高額な無駄になります。吸入方法は保
護者の方も一緒の確認してあげてください。


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●第24回 離乳食レシピ!

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「ミルクポテトのトマトソース、トマトとツナのサラダ、大豆のトマト煮」

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 連日の猛暑が続きますね。

 汗をかきやすい赤ちゃんは体の水分が不足しやすいので、水分補給がもち
ろん、水分を多く含む夏野菜を離乳食に活用しましょう。夏野菜には水分以
外にビタミン・ミネラルも豊富に含まれているので、夏バテ防止におすすめ
です。

 今回は、トマトを使った離乳食レシピを紹介します。



★トマトの下ごしらえの方法★

 トマトの底(へたの反対側)に十文字に切れ目を入れ、熱湯に通して冷水
につけて皮をむく。トマトを横半分に切り、種を取り除く。



★離乳食前期 ミルクポテトのトマトソース★

<材料>
 じゃがいも              1/8個
 トマト                1/8個
 粉ミルク(缶の指示通りに溶いたもの) 1/4カップ

<作り方>
 1.皮をむいたじゃがいもを水にさらし、やわらかく茹でてすりつぶす。
 2.粉ミルクを溶いたものを①に加え、とろとろにのばす。
 3.下ごしらえしたトマトを裏ごしし、②にかける。



★離乳食中期 トマトとツナのサラダ★

<材料>
 トマト                 1/4個
 ツナスープ煮(缶詰)          小さじ2

<作り方>
 1.下ごしらえしたトマトを細かく刻む。
 2.ツナに熱湯を回しかけ、水けをきり、すりつぶす。
 3.①と②をあえる。



★離乳食後期 大豆のトマト煮★

<材料>
 大豆(ドライパック缶または水煮)    15g
 トマト                1/4個
 玉ねぎ                  5g
 A(BFのコンソメスープ 80cc トマトケチャップ 少々)
 サラダ油                 少々

<作り方>
 1.下ごしらえしたトマトと玉ねぎを食べやすい大きさに切り、サラダ油
   で炒める。
 2.軽くつぶした大豆とAを①に加え、水分がなくなるまで弱火で煮る。


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●第7回 ホームケアレシピ!

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  「キャロット&オレンジゼリー と かぼちゃとコーンの冷製スープ 」

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発熱時の食事のポイントとレシピを紹介します。


★水分補給をしっかりと

 発熱時は脱水症状を起こしやすいので、十分な水分補給が必要です。湯冷
ましやお茶などでこまめに水分補給をしましょう。また、発熱時は食欲がな
くなるので、水分が多くて口当たりのよいものを食べさせてあげましょう。


★ビタミン・ミネラルも補給しよう

 体温が上昇するとエネルギーの必要量が増え、ビタミンやミネラルの消耗
が激しくなります。果物や野菜は抵抗力を高めるビタミンCも豊富なので、
おすすめの食材です。


★キャロット&オレンジゼリー★

<材料>
 人参               100g
 オレンジジュース         200cc
 粉ゼラチン            小さじ2(5g)
 水                大さじ2
 砂糖               お好みで

<作り方>
 1.ゼラチンは分量の水でふやかしておく。
 2.すりおろした人参とオレンジジュースを鍋で加熱する。
   (甘さが足りない場合は、ここで砂糖を加えて下さい。)
 3.火を止めて、ゼラチンを溶かし混ぜる。
 4.お好みの型に入れて、冷蔵庫で1時間以上冷やしたら出来上がり。


★かぼちゃとコーンの冷製スープ★

<材料>
 かぼちゃ             100g
 牛乳               1カップ
 塩                少々
 コーンクリーム缶         1缶

<作り方>
 1.かぼちゃは種とワタを取って、1cmの薄切りにする。
   電子レンジ(500Wで約2分)加熱し、皮を取り除く。
 2.ミキサーに①、牛乳、塩、コーンクリームを入れて、約2分混ぜる。
 3.冷蔵庫で冷やしたら、出来上がり。
 
  ※ワンポイント♪
   牛乳の代わりに豆乳を使ってもいいですよ。


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●お知らせ 福山における小児の夜間救急医療について

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        「 昼間の受診にご協力をおねがいします 」

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 福山市では、夜間の小児二次救急医療を市内の入院施設のある4つの病院
が交代で実施しています。

 これらの病院は時間外に通常の診療を行う医療機関ではなく、あくまでも
入院を必要とする重症患児のためのものです。

 しかし、平成23年3月から夜間に重症患児が福山市内の二次救急病院に
入院することができない空白日が発生しています。


 福山の小児救急医療の現状など、詳しい情報はこちらからご確認ください
 ↓   ↓   ↓   ↓   ↓   ↓   ↓
 http://www.fmed.jp/yakan120829.html


 日ごろからお子さんの体調管理に気を配り、調子が悪ければ、できるだけ
昼間の小児科受診を心掛けてください。

 ※夜間になる場合は夜間小児診療所(19時〜22時45分)の受診をお
  願いします
   http://www.fmed.jp/kosodate/yakan/index.html


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●イベント(講演会)情報

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 〜 平成24年度乳幼児健診研修会 〜『 子どもの心身症とその対応 』

            講 師       冨  田    和  巳   先生

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 日 時: 平成24年(2012年)9月29日(日)
      19:00〜21:00 (※開場18:30)

 場 所: ふくやま芸術文化ホール リーデンローズ 「小ホール」
        広島県福山市松浜町二丁目1−10

 参加費: 無料

 定 員: 300名まで

        ↓ ↓ 講演会申込案内 ↓ ↓
    http://www.fmed.jp/120929.html

 共 催 / 福山市教育委員会、福山市医師会


  <<お問合せ・お申込>>

  福山市医師会 事務局(担当:堀)

  TEL 084−922−0243(平日8:30〜17:30)
  FAX 084−926−0573

   ※参加希望の方は代表者のお名前と参加希望人数を
    平成24年9月21日(金)までにご連絡ください。


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●ママ・パパへ(子育て支援事業のご紹介)

 1┓・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
┗┛ 福山夜間小児診療所
  http://www.fmed.jp/kosodate/yakan/index.html

 2┓・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
┗┛ すこやか育児サポート事業(無料育児相談)
  http://www.fmed.jp/kosodate/k_shien/sukoyaka/index.html

 3┓・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
┗┛ 
日本医師会「キッズクラブ」  http://www.med.or.jp/kids/


 日本医師会「白クマ先生の子ども診療所」
 ★子どもさんの体に何か変化が生じたときの対応策を一緒に考えるコーナー
  http://www.med.or.jp/clinic/index.html


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●お知らせ
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    こんなことを教えて欲しいという事がありましたらこちらへ
    Mail: kosodate-owner@fukuyama.hiroshima.med.or.jp

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 【発行】 社団法人 福山市医師会
   ホームページ http://www.fmed.jp
 
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