第108号 平成24年 9月25日

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◆◇◆      福山市医師会子育て支援メールマガジン     ◆◇◆

                          第108号 平成24年 9月25日

  福山市医師会は、子供さんの健やかな成長とお母さま方の子育てを応援
 しており、さまざまな子育てに関する情報をメールマガジンとして配信い
 たします。
  小児科医や産婦人科医による子育てや病気の説明、流行している疾患の
 情報、イベントのご案内等を毎月配信いたします。

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□ Index

 ● 最近の感染症情報

 ● 今月のトピック「晩婚化と不妊症について」

 ● おくすり一口メモ「カチリ」

 ● パパ・ママへ(子育て支援事業のご紹介)

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●最近の感染症情報

 現在、小児の間で流行している感染症について、感染頻度の高い疾患順に
お知らせします。

 ① 感染性胃腸炎     ・・・・・・減少傾向
 ② ヘルパンギーナ    ・・・・・・増加傾向
 ③ 溶連菌感染症     ・・・・・・減少傾向
 ④ 水痘(水ぼうそう)  ・・・・・・減少傾向
 ⑤ 咽頭結膜熱(プール熱)・・・・・・増加傾向
 ⑥ 流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)・・横ばい
 ⑦ 手足口病       ・・・・・・増加傾向
 ⑧ RSウイルス感染症  ・・・・・・急増
 ⑨ マイコプラズマ感染症 ・・・・・・増加傾向
 ⑩ 百日ぜき       ・・・・・・横ばい
 ⑪ インフルエンザ    ・・・・・・流行なし

 夏風邪の一種であるヘルパンギーナと咽頭結膜熱(プール熱)が少し季節
はずれに増加しています。
 これらは、通常初夏から盛夏にかけて流行するものですが、初秋の現在に
なっても増加が目立っています。しかし、大流行する可能性は少なく涼しく
なれば終息に向かうと思われますので、今しばらくの間、特に集団生活をし
ているお子さんは感染機会が多くなるため引き続きご留意ください。

 また、RSウイルス感染症は、今年は8月ごろから増加の兆しがみられ、
現在は急増してきています。
 2歳以上の子どもさんは、感冒(かぜ)症状の軽症で経過しますが、2歳
以下の小児、特に乳児では細気管支炎となり悪化すると呼吸困難を起こした
り、肺炎や無呼吸発作を起こすこともあり、入院治療が必要となることも少
なくない病気です。

 感染症の予防の基本は、"手洗い"と"うがい"です。日常の健康管理の
ためにも、外出後や食事の前などには、手洗いとうがいを励行することをお
勧めします。


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●今月のトピック

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 「 35歳過ぎから、妊娠しにくく流産しやすい傾向が。
                 パートナーと将来設計の相談を 」

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 厚労省によると、現代女性の平均初婚年齢は28歳で、30年前に比べて
4歳、高齢化しています。


Q 現状は?
A 晩婚化と不妊症について、テレビなどでも取り上げられることが多くな
  りました。
  妊娠を希望し、初診される方の年齢は、6年前は30歳前後の方が中心
  でした。最近では、35歳以上で受診される方が半数以上で、40代で
  初診される方も多くなっています。


Q なぜ、晩婚化と不妊が関係するのですか?
A まず、高齢になると、卵子が老化することが挙げられます。卵子は、染
  色体が入っている「核」と、細胞活動を行う「細胞質」からできていま
  す。年を重ねると、染色体に異常を持つ卵子が多くなり、細胞質の活動
  も弱くなります。
  このような卵子は排卵されても妊娠しにくく、妊娠しても流産となりま
  す。つまり、高齢になると妊娠しにくくなるのと同時に、流産しやすく
  なります。
  この傾向は、35歳過ぎごろから徐々に顕著になります。さらに不妊症
  の原因となる子宮筋腫(しゅ)や子宮内膜症などの疾患も出てきやすく
  なります。一方、男性も年齢とともに男性機能が低下します。これらの
  ことから、晩婚化と不妊が関係するわけです。


Q どうすれば?
A 仕事や生活の状況などの問題で、早期に結婚や妊娠を考えられない方も
  多くおられると思います。しかし、この現実と、妊娠後も高齢妊娠では
  産科的なリスクが高まること、さらにその後に育児があることを認識し
  ておく必要があります。
  このようなことを踏まえてライフパートナーと将来設計を十分に相談し
  ておくことが大切だと思います。また、ご結婚年齢が高く、妊娠しにく
  いようでしたら、早めに専門医に相談しましょう。


      リビングふくやま(平成24年7月28日号)掲載記事より


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●おくすり一口メモ

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              カチリについて            
                           福山市薬剤師会

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 カチリとは、水痘(みずぼうそう)のお子さんによく処方されます白い泥
状のくすりのことです。
 "フェノール・亜鉛華・リニメント"、又は"カルボン・チンク・リニメ
ント"とも呼ばれ、カチリはその略称です。

「フェノール」の消毒,かゆみ止め作用と、「亜鉛華」の炎症を和らげ患部
を保護する作用で使われます。「リニメント」とは軟膏やクリームより柔ら
かで、水薬よりは粘性がある泥状の剤形を言います。泥状はトラガントとい
う成分で作られていて薄い膜をつくって亜鉛華と同様保護作用があります。

 基本的には1日2〜3回の塗布ですが保護作用を考えますと乾いて落ちた
り汗や水で流れたりして患部が見えるようなら再度塗ってください。

 水痘は患部を掻きむしって二次感染を起こすと伝染性膿痂疹(とびひ)と
もなりますのでかゆみを抑えることや、お子さんが引掻かないような注意が
必要です。


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●ママ・パパへ(子育て支援事業のご紹介)

 1┓・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
┗┛ 福山夜間小児診療所
http://www.fmed.jp/kosodate/yakan/index.html

 2┓・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
┗┛ すこやか育児サポート事業(無料育児相談)
http://www.fmed.jp/kosodate/k_shien/sukoyaka/index.html

 3┓・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
┗┛ 日本医師会「キッズクラブ」  http://www.med.or.jp/kids/


 日本医師会「白クマ先生の子ども診療所」
 ★子どもさんの体に何か変化が生じたときの対応策を一緒に考えるコーナー
 http://www.med.or.jp/clinic/index.html


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●お知らせ
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    Mail: kosodate-owner@fukuyama.hiroshima.med.or.jp


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 【発行】 社団法人 福山市医師会
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