第142号 平成27年9月29日

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◆◇◆      福山市医師会子育て支援メールマガジン     ◆◇◆

               第142号 平成27年9月29日

  福山市医師会は、子供さんの健やかな成長とお母さま方の子育てを応援
 しており、さまざまな子育てに関する情報をメールマガジンとして配信い
 たします。
  小児科医や産婦人科医による子育てや病気の説明、流行している疾患の
 情報、イベントのご案内等を毎月配信いたします。


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□ Index

 ● 最近の感染症情報

 ● 今月のトピック
    「産後うつ病について」

    「見直しましょう、子育て中の"メディア漬け"」

 ● おくすり一口メモ
    「後発医薬品(ジェネリック)について」

 ● 第25回 季節のお料理レシピ!
    「トマトときのこの和風スパゲティ」

 ● パパ・ママへ(子育て支援事業のご紹介)



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●最近の感染症情報


 現在、広島県で流行警報が発令されている小児の感染症は、手足口病、伝
染性紅斑(りんご病)です。中でも最も流行が大きい手足口病は、広島県だ
けでなく全国的に流行しています。


■手足口病
 手足口病の原因ウイルスは複数ありますが、今年の流行は、今のところ重
症化しやすいエンテロウイルス71型ではなく、コクサッキーウイルスによ
るものが中心といわれています。コクサッキーウイルスの場合、軽症で回復
することが多いといわれていますが、時に急性髄膜炎などの合併症をきたす
ことがありますのでご注意ください。


■伝染性紅斑(りんご病)
 パルボウイルスB19の感染によって発症するのが伝染性紅斑(りんご病)
です。両頬にあたかもりんごを連想させるような真っ赤な紅斑と、四肢伸側
に淡い紅色でレースのような独特な形状の紅斑が出現する感染症で、大きな
合併症はなく1週間前後で回復する場合が多いといわれています。
 感染経路は、飛沫感染や接触感染で、りんご病特有の頬への紅班が出現す
る7〜10日程度前に、微熱や風邪のような症状が見られることが多く、こ
の時期が最も感染力が高いとされ、紅斑が表れたときには感染力は消失して
います。
 治療法方は、対処療法のみで、現在のところワクチンもありません。
 なお、妊婦さんが感染すると胎児にも感染してしまう場合があるため、今
のような流行期には特に注意が必要です。



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●今月のトピック

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    「 産後うつ病は、体内のホルモンや
       イオンのバランスの急速な変化が原因で起こる 」


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〜〜産後うつ病について〜〜


Q 産後うつ病はどうしてなるのでしょうか?

A 出産は女性の人生の中でも最も精神的な病気が出現するきっかけになり
  やすい出来事の一つです。出産後は、体内のホルモンやイオンのバラン
  スが急速に変化するため、この変化につられて脳内物質のバランスが崩
  れ、精神的な症状が出てくるのは珍しいことではありません。心身のバ
  ランスが大きく崩れたせいで、感じ方や考え方が変わり今まで普通にで
  きていたことが、急にできなくなってしまうのです。


Q マタニティ・ブルーズと同じですか? 

A マタニティ・ブルーズは、出産後3〜10日で出現する軽度の情動障害
  です。抑うつ気分、不安、緊張、気分の不安定、集中困難、焦燥感、易
  刺激性などが出現しますが、症状は一過性ですから、特別な治療は必要
  ありません。
  一方、産後うつ病は、出産後1〜3カ月に発症することが多く、マタニ
  ティ・ブルーズと比べて症状の発現時期が遅い傾向が認められます。き
  ちんと治療しないと症状が長引き慢性化することもあるため、母親とし
  て子どもに対して通常のかかわりができなくなり、発達遅延や虐待につ
  ながるリスクがあります。また、同居家族のメンタルヘルスにも影響し、
  配偶者までうつ病にかかってしまうこともあります。


Q どのような治療をするのですか。

A 家事と育児を休んで、休養と治療に専念することが必要です。治療は抗
  うつ薬の処方を主体に行います。家庭での日常生活レベルの活動も大き
  な負担となることが多いため、入院治療が適しているケースもあります。
  通院治療の適用となるのは、軽症の産後うつ病です。この場合、ストレ
  ス負荷と虐待を予防するため、過度な母子密着を避けるように環境を調
  整する必要があります。
  適切な治療で症状が改善された後も、しばらくの間は再発の予防のため、
  服薬の継続が必要となります。自己判断で治療や服薬を中止しないこと
  も大切です。

       リビングふくやま(平成27年7月25日号)掲載記事より




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     「 見直しましょう、子育て中の"メディア漬け" 」

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 メディア(テレビ・DVD・スマートフォン・テレビゲームなど)が、
子どもの心身の発達に与える影響についてお話します。


Q メディアが子どもに与える影響は?

A テレビ、DVD、スマホなどのメディアは、私たちの生活には、便利で
  欠かせないものです。一方で、使い方や与え方によっては、乳幼児や子
  どもの心身の発達への影響など、さまざまな弊害が危惧されます。


Q どんな影響が心配されていますか? 

A 長時間の利用(メディア漬け)になっている乳幼児は、①言葉の発達に
  遅れが出る ②人とうまくかかわれない ③表情が乏しい ④呼んでも
  振り返らない─といった声が医療、保健、保育や教育の現場から上がっ
  ています。

  つまりメディア漬けになると言葉やコミュニケーション能力の発達が遅
  れる危険性があるのではないかといわれています。特に2歳ごろまでは、
  母と子の関係が育つ大切な時期。スマホやテレビに子守をさせるのでは
  なく"子どもと目を合わせ、声に耳を傾け、しっかりと話し掛ける"こ
  と。それが、親子のきずなや信頼関係を育てるもとになります。

  ただ、子育て中のお母さんの心身の負担も大きく、ストレスになること
  も。一人で悩まずに保健センターの育児相談や小児科医に相談してくだ
  さい。

  また、近年、メディア漬けによって小学生の体力、運動能力が低下して
  いることが指摘されています。外遊びが少なくなり、運動不足から生活
  習慣病や運動器障害などが問題になっています。 

  日本小児科医会でも2013年から"子どもとメディアの問題に対する
  5つの提言"を掲げ、子どものメディア漬け防止の啓発に取り組んでい
  ます。メディアは便利なものですが、節度を持ち、ルールを決めて上手
  に利用することが大切です。

  【5つの提言】
   ①2歳まではテレビ・DVDの視聴を控えましょう

   ②授乳中、食事中のテレビ・DVDの視聴はやめましょう

   ③すべてのメディアへ接触する総時間を制限することが重要です。
    1日2時間までを目安と考えます。

   ④子ども部屋には、テレビ、DVDプレイヤー、パソコンを置かない
    ようにしましょう。

   ⑤保護者と子どもで、メディアを上手に利用するルールをつくりまし
    ょう。


       リビングふくやま(平成27年8月29日号)掲載記事より




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●おくすり一口メモ

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     「後発医薬品(ジェネリック)について 」
                           福山市薬剤師会

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 来年4月からの医療にかかる費用の議論が始まっています。

 新たな技能、技術の進展にともない医療費全体は上昇傾向にありますが、
その財源には限りがあります。そこで節減できる部分として「後発医薬品」
の使用促進策を取っています。

 「後発医薬品」とはお薬を開発したメーカーの「先発医薬品」に対して一
定期間の「特許切れ」に伴って同じ成分のお薬をほかの製薬会社が製造した
お薬のことで、TVのCMで高橋英樹さんや黒柳徹子さんが「ジェネリック」
と言われている物になります。

 それには「開発費用」が不要なので「安い」価格が設定されており、基本
的には先発医薬品の40〜50%安くなっています。

 小児医療環境では「公費助成制度」があり個別には「安い」実感はないか
もしれませんが、「医療費」全体では大きな節減となり国、保険者は強力に
推進しているところです。




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●第25回 季節のお料理レシピ!

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        「 トマトときのこの和風スパゲティ 」

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 今回は、万能調味料"めんつゆ"を使ったスパゲティを紹介します。

 かくし味にバターを加えると、めんつゆもひと味違う美味しさになります。



★トマトときのこの和風スパゲティ★


<材料(4人分)>

 しめじ              1パック
 えのきだけ            1袋
 サラダ油             小さじ1
 ベーコン             80g
 トマト              2個
 バター              大さじ2
 スバゲティ            400g
 市販のめんつゆ(3倍希釈のもの) 大さじ4 
 こしょう             少々
 塩                適宜


<作り方>

 ①鍋に湯を沸かして塩適宜を加え、スパゲティを袋の表示通りに茹でる。
  しめじは、石づきを切り落としてほぐす。えのきは根元を切り落とし、
  長さを半分にしてほぐす。トマトはへたを取り、くし形に切る。

 ②フライパンにサラダ油を中火で熱し、しめじとえのきを入れて炒める。
  しんなりしたら、バター大さじ2を加え、香りが立ったらベーコンとト
  マトを入れ、強めの中火にして炒める。

 ③めんつゆを加え、トマトが少しくずれてきたら、スパゲティとこしょう
  を加える。
  味をみて塩少々をふって手早く炒め、お皿に盛り付ければ完成です。


※きのこ以外のお好みの野菜を使っても美味しいですよ!




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●ママ・パパへ(子育て支援事業のご紹介)

 1┓・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
┗┛ 福山夜間小児診療所
  http://www.fmed.jp/kosodate/yakan/index.html

 2┓・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
┗┛ すこやか育児サポート事業(無料育児相談)
  http://www.fmed.jp/kosodate/k_shien/sukoyaka/index.html

 3┓・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
┗┛ 日本医師会「キッズクラブ」
  http://www.med.or.jp/kids/



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