第144号 平成27年11月10日

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◆◇◆      福山市医師会子育て支援メールマガジン     ◆◇◆

               第144号 平成27年11月10日

  福山市医師会は、子供さんの健やかな成長とお母さま方の子育てを応援
 しており、さまざまな子育てに関する情報をメールマガジンとして配信い
 たします。
  小児科医や産婦人科医による子育てや病気の説明、流行している疾患の
 情報、イベントのご案内等を毎月配信いたします。


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□ Index

 ● 最近の感染症情報

 ● 今月のトピック
    「臍ヘルニアについて」

 ● おくすり一口メモ
    「ムコダイン・ムコサール(去痰薬)について」

 ● 第33回離乳食レシピ!
    「ほうれん草」

 ● パパ・ママへ(子育て支援事業のご紹介)



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●最近の感染症情報


現在、小児の間で流行している感染症を、感染頻度の高い疾患順にお知ら
 せします。


 ①感染性胃腸炎  ・・・・ 増加傾向

 ②溶連菌感染症 ・・・・・ 増加

 ③RSウイルス感染症 ・・ 横ばい

 ④流行性耳下腺炎(おたふく風邪)・・ 横ばい

 ⑤手足口病 ・・・・・・・ 減少傾向

 ⑥伝染性紅斑(りんご病)・ 増加傾向

 ⑦インフルエンザ ・・・・ 横ばい

 ⑧咽頭結膜炎 ・・・・・・ 横ばい 

 ⑨ヘルパンギーナ ・・・・ 横ばい



※市内においてインフルエンザA型の発症が認められました。

  本格的な流行はこれからですが、出現時期が例年に比べて少し早いよう
 です。
  現在、各医療機関で予防接種を実施しています。予防接種の効果を発揮
 するまでに1ヵ月程度かかりますので、遅くとも11月中には接種するこ
 とをおすすめします。インフルエンザ予防に最も効果的な備えは予防接種
 を受けることです。

※感染性胃腸炎が増加の兆しが見受けられます。

  代表的な病原体はノロウイルスとロタウイルスです。11月頃からノロ
 ウイルスによる胃腸炎が流行するのが毎年の通例です。感染経路は接触感
 染(ノロウイルスに汚染された手指・衣服・物品等に触れることによって
 最終的にウイルスが口に入って感染します。)ですが、時には飛沫感染に
 より、ウイルスを吸入し感染する場合もあります。
  ノロウイルスの感染力は非常に大きく、わずかな接触で簡単に感染して
 しまいます。特に家族内感染や施設内感染を起こしやすく、嘔吐や下痢を
 発症している場合は、二次感染を防ぐために、感染者はトイレのあとに厳
 密に流水で手洗いをすることが必要です。
  吐物、下痢を処理する場合には、少なくとも流水と石けんによる手洗い
 が必要です。また、その飛沫によってウイルスを吸い込むことで感染する
 可能性もあり、この点も注意が必要です。


 小児に限らず感染症のシーズンが始まります。帰宅時には流水による手洗
い、うがいがこれまで以上に大切になります。



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●今月のトピック

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    「 生後間もなくおへそが飛び出す臍ヘルニア
         2歳を過ぎても治らない場合は手術も必要 」

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 ~~臍ヘルニアについて~~


Q 臍ヘルニアとはどういうものですか?

A 母体から胎児が栄養を吸収するためのへその緒を「臍帯」といいます。
  臍帯は生まれると不要になるので切除します。その後、へその緒は乾燥
  し、しぼんできます。おへその内部は皮膚、筋膜、腹膜の3つの層が融
  合してできますが、このうちの筋膜が融合せず、おへそが飛び出してく
  る状態を、臍ヘルニアといいます。よく、臍ヘルニアの原因は、へその
  緒の切り方が悪いためといわれますが、関係はありません。


Q どのような症状が出ますか? 

A 内臓を支えている筋肉が完全に閉じていないので、おなかに力がかかる
  と筋肉のすき間のヘルニア門から腸が飛び出して"出べそ"状態になり
  ます。いつでも出ているわけではなく、押すと簡単に戻りますが、泣い
  たりすると、またすぐに飛び出してしまいます。大きいものでは5~6
  ㎝になるものもあります。
  臍ヘルニアは、30人に1人の割合でみられ、2、3カ月ぐらいまでに
  最大になります。通常、ハイハイしたり、歩いたりすると筋肉が発達す
  るので、半年ぐらいから徐々に小さくなり、1~2歳までに90%の患
  児は自然に治ります。しかし、2歳以上になってもヘルニア門が閉鎖し
  ない場合は、内臓器官が腹壁のすき間から脱出して戻らない嵌頓(かん
  とん)という状態になる危険性もあるので手術が必要です。


Q どのような手術をしますか?

A おへその辺縁を半周ほど切開し、ヘルニア門をふさぎ、おへそをきれい
  に形成する手術で、日帰りまたは1泊入院でできます。臍ヘルニアがあ
  っても、大きな障害を起こすことはありませんが、嵌頓や手術のことで
  心配な方は、小児外科を受診してください。  

      リビングふくやま(平成27年10月31日号)掲載記事より



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●おくすり一口メモ

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     「 ムコダイン・ムコサール(去痰薬)について 」
                           福山市薬剤師会

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 かぜ,気管支炎などの時には気道を守る粘液がねばくなり、のどや気管,
気管支にたまってしまいます。それによって気管が狭くなり、息苦しくなっ
たりして、痰を出そうと咳こみます。

 先月のメプチンはその気管を拡げて呼吸を楽にするお薬でしたが、このム
コダイン・ムコサールは痰を出しやすくする薬です。咳止めの中には、ねば
ねば度を増すおくすりもありますので、ムコダインやムコサールのねばい痰
の成分をサラサラ系に変える働きとの併用が有効です。



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●第33回 離乳食レシピ!

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             「 ほうれん草 」

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 ほうれん草は、赤ちゃんに不足しがちな鉄分が豊富な緑黄色野菜。

 また、鉄の吸収率を高めるビタミンCやカルシウムも含まれるので、
離乳食にもおすすめです。


 今回は、これからが旬の「ほうれん草」を使った離乳食をご紹介します。



★ほうれん草とじゃがいものトロトロ(離乳食前期)★

<材料>

 ほうれん草(葉先)1枚

 じゃがいも    20g


<作り方>

 ①ほうれん草は柔らかく茹で、水にさらして、すり鉢でなめらかにすりつ
  ぶす。

 ②じゃがいもは皮をむいて薄切りにし、やわらかく茹でる。

 ③茹でたじゃがいもをなめらかにすりつぶし、ほうれん草をのせる。



★鮭とほうれん草のリゾット(離乳食中期)★

<材料>

 生鮭       10g

 ほうれん草(葉先)2枚

 玉ねぎ      10g

 7倍粥      50g

 野菜スープ    大さじ1


<作り方>

 ①生鮭は熱湯で茹で、皮と骨を取り除く。すりつぶすかフォークで粗くつ
  ぶす。

 ②ほうれん草は柔らかく茹で、水にさらす。水気を絞り包丁で細かく刻む。

 ③5㎜角に切った玉ねぎを柔らかく茹でる。

 ④鍋に野菜スープと①~③を入れ煮立て、7倍粥も加えてひと煮する。



★鮭とほうれん草のあんかけごはん(離乳食後期)★

<材料>

 生鮭       15g

 ほうれん草    15g

 だし汁      50㏄

 水溶き片栗粉   少々

 軟飯       80g


<作り方>

 ①ほうれん草は柔らかく茹で、水にさらす。水気を絞り包丁で細かく刻む。

 ②生鮭は熱湯で茹で、皮と骨を取り除く。細かく切ってほぐす。

 ③鍋に①と②、だし汁を加え煮立ったら水溶き片栗粉でとろみをつける。



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●ママ・パパへ(子育て支援事業のご紹介)

 1┓・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
┗┛ 福山夜間小児診療所
  http://www.fmed.jp/kosodate/yakan/index.html

 2┓・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
┗┛ すこやか育児サポート事業(無料育児相談)
  http://www.fmed.jp/kosodate/k_shien/sukoyaka/index.html

 3┓・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
┗┛ 日本医師会「キッズクラブ」
   http://www.med.or.jp/kids/



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    Mail: kosodate-owner@fmed.jp

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