第156号 平成28年11月10日

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◆◇◆      福山市医師会子育て支援メールマガジン     ◆◇◆

               第156号 平成28年11月10日

  福山市医師会は、子供さんの健やかな成長とお母さま方の子育てを応援
 しており、さまざまな子育てに関する情報をメールマガジンとして配信い
 たします。
  小児科医や産婦人科医による子育てや病気の説明、流行している疾患の
 情報、イベントのご案内等を毎月配信いたします。


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□ Index

 ● 最近の感染症情報

 ● 今月のトピック

    「抗体維持のために、おたふくワクチンの2回目の接種を」

 ● おくすり一口メモ

    「腸内細菌」

 ● 第30回 季節のお料理レシピ!

    「鮭ときのこの炊き込みピラフ」

 ● パパ・ママへ(子育て支援事業のご紹介)


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●最近の感染症情報


 現在、小児の間で流行している感染症を、感染頻度の高い疾患順に
お知らせします。


①感染性胃腸炎  ・・・・ 増加傾向

②溶連菌感染症 ・・・・・ 横ばい

③RSウイルス感染症 ・・ 横ばい

④手足口病 ・・・・・・・ 増加傾向

⑤流行性耳下腺炎(おたふく風邪)・・ 減少傾向

⑥水痘(水ぼうそう) ・・ 増加傾向

⑦インフルエンザ ・・・・ 減少傾向

⑧ヘルパンギーナ ・・・・ 増加傾向

⑨咽頭結膜熱 ・・・・・・ 横ばい

⑩マイコプラズマ肺炎 ・・ 減少傾向

⑪伝染性紅斑(りんご病)・ 減少傾向



 ※ ノロウイルス感染症を初めとする感染性胃腸炎の増加が目立ってき
  ています。広島県では11月4日に流行警報が発令されました。特に
  県下で患者発生数が多いのは西部東保健所管内(東広島市と近隣市町
  村)及び福山市です。

   これから本格的な感染性胃腸炎の流行期に入ります。更に、感染者
  が増加する可能性がありますので、帰宅時には流水による手洗い、う
  がいが大切になります。

   特に、家族内感染や施設内感染を起こしやすく、吐物や下痢便の取
  り扱いにも十分ご留意ください。吐物、下痢便を処理する場合には、
  手袋と共に病原体の種類によってはウイルスを吸い込んで感染する場
  合もありますため、マスクの着用が望まれます。処理後には、少なく
  とも流水と石けんによる手洗いが必要です。




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●今月のトピック

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   「 抗体維持のために、おたふくワクチンの2回目の接種を 」

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 ~~「おたふく難聴」について~~


 Q 平成27年1月31日号のこのコーナーで、おたふくかぜと難聴の話
   をアドバイスいただきましたが、さらに注意したい点があるのでしょ
   うか。

 A そうですね、まず、具体例を挙げてお話ししましょう。先日来院され
   た患者さんのお話です。

   今では英会話サークルなど学校生活を活発に過ごしているAさんは、
   生まれつき片側の耳が全く聴こえていませんでした。
   しかし幸いなことにもう一方の耳がとてもよく聴こえていましたので、
   お母さんに子育てや学校などの集団生活での注意点と、良い耳の聴力
   を維持する目的での定期検査、そして中耳炎やおたふく難聴などの予
   防のお話をしていました。おたふくワクチンは小児科の先生にお願い
   して、先生に勧められた時期に接種しました。そして最近、おたふく
   かぜがはやっていたので、その先生の卓見でウイルス抗体価(免疫の
   有無)を測ったところ、Aさんには十分な免疫ができていないことが
   分かりました。そうして再度ワクチン接種を受け、免疫ができている
   ことが確認されました。

   おたふくかぜは今まで「2度かからない」「片耳が聴こえない難聴に
   なる」などと言われていました。しかしAさんのように十分な免疫が
   できていなければ「2回目のおたふくかぜになる」場合もありますし、
   最近では「両耳が聴こえなくなるおたふくかぜ」も報告されています。
   ウイルスを抑える薬はありませんので、治療は対症療法になります。
   そこで重要なのは予防(ワクチン接種)です。抗体維持(免疫を十分
   付ける)の目的で、就学前に2回目の接種をすることを勧めています。
   ここで問題なのは検査やワクチン接種の費用のほとんどが自費になる
   ことです。

   私たち医師は、ワクチンの正しい知識を皆さんにお伝えし、また現在
   世界標準で行われているワクチン接種の補助を行政に求めています。

       リビングふくやま(平成28年10月29日号)掲載記事より




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●おくすり一口メモ

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             「 腸内細菌 」
                           福山市薬剤師会

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 細菌と言えば「病原体」を連想しますが、人間の腸内には100~3,000種の
細菌が生息していて、消化を助けたり、ビタミンを生成したり、病原体の侵
入を防ぐに役立つ「善玉菌」もいます。

 下痢,軟便は消化吸収に関与している善玉腸内細菌の働きが弱くなって起
きる事があります。
 そのような下痢に、腸の働きを助ける善玉菌がくすりとして使われること
があります。整腸剤と言われ、「ビフィズス菌」(ラックビー,ビオフェル
ミンなど)「カゼイ菌」(ビオラクチス)「酪酸菌」(ミヤBM,ビオスリ
ー)などです。

 ところが、病原体に感染した際に使われる抗生物質が善玉菌にも作用する
ことがあり、そのために起きる下痢もあります。抗生物質と一緒に使われる
抗生物質に負けない特別な整腸薬があります。
 耐性乳酸菌(エンテロノンR,ビオフェルミンR,ラックビーRなど)で、
これらは下痢,軟便がなくとも抗生物質を服用される場合、予防的に予め処
方されることがあります。



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●第30回 季節のお料理レシピ!

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         「 鮭ときのこの炊き込みピラフ 」

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 朝晩はひんやりとする日が増えてきたので、そろそろ温かい料理の出番
ですね。

 今回は、子どもにも人気の"鮭"を使ったピラフ風の炊き込みご飯を
紹介します。

 鮭とバター醤油の相性がよく、さらにきのこの香りで美味しさがアップ
しますよ!



★鮭ときのこの炊き込みピラフ★


<材料(2~3人分)>

 米           2カップ

 甘塩鮭の切り身     1切れ

 しめじ         1パック

 生しいたけ       4個

 万能ネギの小口切り   3本分

 昆布(5cm四方のもの)1枚

 バター 大さじ1

 【A】・・・醤油    大さじ1
       酒     大さじ2 


<下準備>

 ①米を洗ってざるに上げ、10分ほどおく。

 ②しめじは小房に分ける。しいたけは半分に切って薄切りにする。

 ③鮭は醤油小さじ1、酒大さじ1/2をからめて1分おいて、上下を返し
  て1分おく。


<作り方>

 ①炊飯器の内釜に米を入れ、水370mlを注ぐ。昆布をのせて10分ほ
  どおく。

  【A】を加えて加えて、ざっと混ぜ、しめじとしいたけをまんべんなく
  広げる。

  鮭をのせてバター大さじ1をちぎって散らし、混ぜずに普通に炊く。


 ②炊き上がったら鮭と昆布を取り出して、鮭の骨と皮を取り除いてほぐす。

  鮭を戻して10分ほど蒸らし、器に盛って万能ねぎをのせる。


 ※ドリアもおすすめ!

   薄くバターをぬった耐熱容器にピラフを盛り、ピザ用チーズをのせて
  オーブントースターで約4分加熱すればドリアの出来上がり!



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●ママ・パパへ(子育て支援事業のご紹介)

1┓・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
┗┛ 福山夜間小児診療所
  http://www.fmed.jp/kosodate/yakan/index.html

2┓・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
┗┛ すこやか育児サポート事業(無料育児相談)
  http://www.fmed.jp/kosodate/k_shien/sukoyaka/index.html

3┓・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
┗┛ 日本医師会「キッズクラブ」
   http://www.med.or.jp/kids/


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    Mail: kosodate-owner@fmed.jp

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 【発行】 一般社団法人 福山市医師会
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