第157号 平成28年12月9日

■■〓〓〓━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━〓〓〓■■


◆◇◆      福山市医師会子育て支援メールマガジン     ◆◇◆

               第157号 平成28年12月9日

  福山市医師会は、子供さんの健やかな成長とお母さま方の子育てを応援
 しており、さまざまな子育てに関する情報をメールマガジンとして配信い
 たします。
  小児科医や産婦人科医による子育てや病気の説明、流行している疾患の
 情報、イベントのご案内等を毎月配信いたします。


■■〓〓〓━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━〓〓〓■■


===================================


□ Index

 ● 最近の感染症情報

 ● 今月のトピック

    「しもやけ対策は、手足や体幹を温かくすること」

 ● おくすり一口メモ

    「アスベリン(咳止め)について」

 ● 第37回 離乳食レシピ!

    「かぶ」

 ● パパ・ママへ(子育て支援事業のご紹介)


===================================


●最近の感染症情報


 現在、小児の間で流行している感染症を、感染頻度の高い疾患順に
お知らせします。


①感染性胃腸炎  ・・・・ 減少傾向

②インフルエンザ ・・・・ 増加傾向

③溶連菌感染症 ・・・・・ 横ばい

④RSウイルス感染症 ・・ 増加傾向

⑤手足口病 ・・・・・・・ 増加傾向

⑥流行性耳下腺炎(おたふく風邪)・・ 横ばい

⑦水痘(水ぼうそう) ・・ 減少傾向

⑧咽頭結膜熱 ・・・・・・ 減少傾向

⑨流行性角結膜熱 ・・・・ 減少傾向

⑩マイコプラズマ肺炎 ・・ 横ばい


 ※ 現在、最も流行規模が大きい小児の感染症は「感染性胃腸炎」です。
   11月4日に流行警報が広島県内に発令されました。

   原因病原体の大多数はノロウイルスです。今シーズン流行中のノロウ
   イルスはGⅡ2型で、5年ぶりに流行しています。従って、乳幼児を
   中心に多くの人々がこのGⅡ2型ノロウイルスに対する免疫を持って
   いないと考えられます。

   既に県内でも保育園、幼稚園を中心に多数の施設で集団感染が報告さ
   れています。今後しばらくの間流行が拡大することも想定されます。


予防ポイントとして下記をご参照ください。


①感染予防の最も有効な対策は手洗いです。

 トイレの使用後、調理の前、食事の前、下痢等の患者の汚物処理やおむつ
 交換等を行った後は、石けんで手指をしっかり洗い、清潔なタオル又はペ
 ーパータオルで拭きましょう。

②患者の吐物や便には大量のウイルスが含まれています。

 これらのものを処理する場合は、汚物中のウイルスが飛び散らないように
 使い捨てのガウン(エプロン)、マスクと手袋を着用し、ペーパータオル
 等で静かに拭き取りましょう。拭き取った後は、次亜塩素酸ナトリウム
 (塩素系の漂白剤,塩素濃度約200ppm)で浸すように床を拭き取り、
 その後、水拭きしましょう。(室内の適切な換気に気をつけてください。)

③食品は、中心部までしっかり加熱しましょう。又、調理器具等の洗浄・消
 毒を厳守し、生鮮食品(野菜、くだもの等)は十分に洗浄しましょう。



☆=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=☆


●今月のトピック

******************************************************************

    「 しもやけ対策は、手足や体幹を温かくすること 」

******************************************************************


 ~~「しもやけ」について~~


 Q しもやけについて教えてください。

 A しもやけは、寒さによる血行障害で起こる皮膚の炎症です。気温が5
   ℃前後で一日の気温差が大きい時になりやすいといわれています。動
   脈、静脈ともに寒くなると収縮します。温められると動脈はすみやか
   に元に戻りますが、静脈は戻りにくいため、血液の循環が滞り、皮膚
   のうっ血や炎症が起こると考えられています。手指や足が赤く腫れ上
   がり、痛がゆくなる症状が一般的ですが、耳や鼻、頬にもできること
   があります。乳児では、足の裏全体に赤いぶつぶつがたくさんできる
   ようなしもやけもあり、典型的な症状ではないため、しもやけと気づ
   かないこともあります。しもやけは、体質が関係しているといわれ、
   大人に比べ、子どもはできやすい傾向にあります。


 Q 予防や対策の方法は?

 A 手袋や靴下で手足を保護し、冷やさないようにしてください。同時に
   体幹も温かくすることが大切です。内臓が冷えると、体の末梢(まっ
   しょう)の血管が収縮して、手足が冷えてしまいます。マフラーや保
   温下着で、体の中心部もしっかり温めてください。濡れた靴下を履い
   たままにしておくと、足が冷えてしもやけができやすくなります。子
   どもは汗かきなので、すぐに靴下が湿ってしまいます。汗をかいたら
   放置せずに、乾いた靴下に履き替えてください。しもやけ対策には、
   綿の靴下より化繊の方がよいと思われます。また、きつい靴は血流を
   悪くし、底の薄い靴は足を冷えやすくしますので、靴にも注意が必要
   です。


 Q 治療は?

 A まずは患部を温めることです。温めることや患部のマッサージで血行
   が改善されれば、自然に治っていきます。症状がつらかったり、水疱
   (すいほう)やびらんになった時には、外用治療が必要です。しもや
   けが重症になり、深い潰瘍になってしまうと、治癒するまで長い期間
   がかかります。びらんや潰瘍になった時には、早めに医療機関を受診
   しましょう。


       リビングふくやま(平成28年11月26日号)掲載記事より



☆=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=☆


●おくすり一口メモ

******************************************************************

      「 アスベリン(咳止め)について 」
                           福山市薬剤師会

******************************************************************


 脳内の咳中枢に作用して咳を止めるくすりです。

 錠剤,散剤,ドライシロップ,シロップと年令や体重,症状に合わせやす
いように多くの剤形があります。

 かぜ,気管支炎,上気道炎,肺炎などの咳や痰が出にくい時に使われ、副
作用も少ないくすりです。ただ、小児によく使われるのは「粉」のタイプで
散剤(黄みがかった橙色)とドライシロップ(赤みがかった橙色)があり、
見比べれば解りますが間違いやすい色です。しかも成分の濃度が5倍も違い
ますから決して同じ名前の粉だからといって他人のくすりを飲んではいけま
せん。

 このくすりが尿を少し赤くすることがありますが、代謝物の色なので心配
はありません。 

 また、アスワート,コフデニンAのような同じ成分(チペピジン)で違っ
た名前のくすり(ジェネリック)もあります。



☆=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=☆


●第37回 離乳食レシピ!

******************************************************************

             「  か ぶ  」

******************************************************************


 今回は、冬が旬の根菜類 "かぶ" を使った離乳食を紹介します。

 かぶは肉質がやわらかく、茹でた後簡単につぶせるので離乳食におすすめ
の食材。

 栄養面では、根の白い部分にはビタミンCや消化を助けるジアスターゼが
含まれています。

 葉の部分はビタミンC以外にカロテンや鉄分も含むので、やわらかく茹で
て葉も活用しましょう。



★かぶの葛煮(離乳食前期)★

<材料>

 かぶ        1/8個

 かぶの葉先     少々

 だし汁       大さじ3

 葛粉(または片栗粉)小さじ1/2

 水         小さじ1


<作り方>

 ①かぶは皮をむき、やわらかく茹でて裏ごしする。

 ②小鍋に①とだし汁を入れて煮て、水で溶いた葛粉を加えて
  とろみをつけて器に盛る。

 ③やわらかく茹でて裏ごししたかぶの葉先をのせる。



★かぶとクリームコーンのおかゆ(離乳食中期)★

<材料>

 かぶ           20g

 だし汁          適量

 クリームコーン缶(粒なし)小さじ1

 7倍がゆ         50g


<作り方>

 ①皮をむいてみじん切りにしたかぶを、ひたひたのだし汁で煮る。

 ②かぶがやわらかくなったら、他の材料も入れてさっと煮る。



★かぶのチャーハン(離乳食後期)★

<材料>
 かぶ       1/4個

 かぶの葉先    少々

 鶏ひき肉     小さじ1

 5倍がゆ     90g


<作り方>

 ①かぶは皮をむき、5mm角に切り、かぶの葉先はみじん切りにする。

 ②鶏ひき肉、①をやわらかく茹でて、水けをきる。

 ③②と5倍がゆを混ぜ合わせる。



☆=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=☆


●ママ・パパへ(子育て支援事業のご紹介)

1┓・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
┗┛ 福山夜間小児診療所
  http://www.fmed.jp/kosodate/yakan/index.html

2┓・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
┗┛ すこやか育児サポート事業(無料育児相談)
  http://www.fmed.jp/kosodate/k_shien/sukoyaka/index.html

3┓・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
┗┛ 日本医師会「キッズクラブ」
   http://www.med.or.jp/kids/


☆=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=☆

●お知らせ
  □このメールマガジンで取り上げて欲しい話題や
    こんなことを教えて欲しいという事がありましたらこちらへ
    Mail: kosodate-owner@fmed.jp

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 【発行】 一般社団法人 福山市医師会
   ホームページ http://www.fmed.jp/
 
  ■このメールマガジンに関するご意見・ご感想はこちらへ
    Mail: kosodate-owner@fmed.jp

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━