第190号 令和元年9月12日

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◆◇◆      福山市医師会子育て支援メールマガジン     ◆◇◆
                 第190号 2019年9月12日

  福山市医師会は、子供さんの健やかな成長とお母さま方の子育てを応援
 しており、さまざまな子育てに関する情報をメールマガジンとして配信い
 たします。
  小児科医や産婦人科医などによる子育てや病気の説明、流行している
 疾患の情報、イベントのご案内等を毎月配信いたします。

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□ Index
 ● 最近の感染症情報
 ● 今月のトピック
   「ギンナンは食べすぎないようにしましょう」
 ● おくすり一口メモ
   「咳などのひどい時に貼るテープについて」
 ● 第42回季節のお料理レシピ!
   「ふわとろ親子丼」
 ● パパ・ママへ(子育て支援事業のご紹介)
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●最近の感染症情報

  現在、小児の間で流行している感染症を、感染頻度の高い疾患順にお知ら
せします。
 
 1.感染性胃腸炎 ・・・・・ 横ばい
 2.RSウイルス感染症 ・・ 急増
 3.手足口病 ・・・・・・・ 横ばい
 4.溶連菌感染症 ・・・・・ 横ばい
 5.ヘルパンギーナ ・・・・ 増加傾向
 6.咽頭結膜熱 ・・・・・・ 増加傾向
 7.伝染性紅斑 ・・・・・・ 増加傾向
 8.インフルエンザ ・・・・ 増加傾向
 9.水痘(水ぼうそう)・・・ 急減
 10.流行性耳下腺炎(おたふく風邪)・ 急減


※ RSウイルス感染症は気道への感染症で何度も感染と発病を繰り返しますが、2歳までにほぼ100%の小児が少なくとも一度感染します。軽い風邪様の症状から重い肺炎まで様々です。はじめて感染発症した場合は重くなりやすく、特に乳児期にRSウイルスに初感染した場合は、細気管支炎や肺炎といった重篤な症状に発展し、入院治療が必要となる場合もあります。

  一方、年長児はRSウイルスに感染しても感冒症状のみでよくなる場合が多いのですが、兄弟の中で上の子どもさんがRSウイルスに感染し、風邪症状で回復しても、下のお子さんが二次感染をきたして細気管支炎になり、喘鳴や呼吸困難が出現し入院するといったケースも少なくありません。
  典型的には4~6日間の潜伏期間を経て発熱、鼻汁等の症状が数日続きます。約7割は上気道炎のみで数日で軽快しますが、約3割は喘鳴、呼吸困難症状などが出現します。

  低出生体重児や心臓あるいは肺に基礎疾患があったり、免疫不全が存在する場合は重症化のリスクが高まります。
  重篤な合併症として注意すべきものは、無呼吸発作、急性脳症等があります。基礎疾患を有する小児や生後3ヵ月以内の乳幼児への感染は特に注意が必要です。

  基礎疾患を持つ特定の乳幼児では遺伝子組換え技術により、作成されたモノクローナル抗体製剤であるパリビズマブを流行期に投与して感染予防を行う場合がありますが、現在ワクチンはありません。

  感染経路は、飛沫感染か接触感染で、RSウイルス感染症が多い時期では咳等の呼吸器症状がある年長児や成人は可能な限り0歳児と1歳児との接触を避けることが乳幼児の発症予防につながります。咳等の呼吸器症状がある場合には飛沫感染対策としてマスクを着用しましょう。接触感染対策として、子どもが日常的に触れるオモチャ、手すり等はこまめにアルコールや塩素系の消毒剤で消毒し、流水・石鹸による手洗い又はアルコール洗剤による手指衛生の励行をしましょう。


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●今月のトピック

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  「 ギンナンは食べすぎないようにしましょう 」
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 食欲の秋・味覚の秋ですね。もうしばらくするとイチョウの木の下にはギンナンがたくさん落ちてくるようになります。子供でも簡単にたくさん拾えますよね。でも注意しないといけないことがあります。
 ギンナンの皮は強いアルカリ性で素手で触ると肌が赤く腫れて痛くなりますから、下処理する時には手袋などが必要です。さらにギンナンの果肉にはメチルピリドキシンという毒が含まれています。少量であれば問題ありませんが大量に食べると脳神経を興奮させて、けいれんや呼吸困難・嘔吐下痢などを起こすことがあります。古くから「年の数以上は食べてはいけない」との言い伝えがありますが、日本中毒情報センターによると子供で7粒 大人で40粒食べただけでギンナン中毒になった人がいるそうです。ひどい場合にはお亡くなりになった人もいるそうです。煎ったり茶碗蒸しに入れたりするとおいしいですが、食べすぎには注意しましょう。

        文責:福山市医師会母子保健委員・学校保健委員 齋藤 洋


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●おくすり一口メモ

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  「 咳などのひどい時に貼るテープについて 」   福山市薬剤師会
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 咳がひどい時に、気管を拡げて呼吸を楽にするために「胸」「背中」「腕の肩に近い方」などに貼るおくすりが使われることがあります。経皮吸収薬と言って皮ふからくすりを吸収します。気管支喘息や肺気腫、慢性、急性の気管支炎のときに使われます。薄いセロテープのような小さな貼り薬で1日1回1枚を貼ればよく、とくに夜間までの持続性の効果が期待できます。薬の量が「0.5mg」「1mg」「2mg」の3種類あり、テープもそれにあわせて大きくなります。大体9歳以上から大人用の「2mg」を使いますがもちろん体重、症状により違うこともあります。また、貼って直ぐには効果が期待できませんから、貼り忘れに気をつけましょう。小さなお子さんの場合無意識にはがしてしまうこともありますので、手の届かない「背中」などがいいでしょう。ただ皮ふが弱い子どもさんでかぶれたり,赤くなったりすることがあります。場所を変えて使用すればよい場合もありますが、症状によっては医師に相談された方がいいでしょう。まれに心臓がドキドキしたり、手足がふるえたり、気分が悪くなる子どもさんもおられますが勝手に中止しないで速やかに相談してください。「ホクナリン・テープ」が先発品ですが、最近はいわゆるジェネリック医薬品で「ツロブテロール」「ツロブテン」「ツロブニスト」などがあります。


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●第42回季節のお料理レシピ!

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  「 ふわとろ親子丼 」
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 今回のレシピは、親子丼。
 鶏ひき肉と絹ごし豆腐を卵でとじているので、子どもにも食べやすいですよ。

★ふわとろ親子丼★
<材料(2人分)>
 鶏ひき肉   70g
 絹ごし豆腐  30g
 卵      2個
 玉ねぎ    1/4個 
 「【A】・・・だし汁  1カップ
        醤油   大さじ2
        酒    大さじ2
        みりん  大さじ2

<作り方>
 1.玉ねぎは薄切りにする。豆腐は2cm角に切る。
 2.小さめのフライパンに【A】を入れて煮立ったら、鶏ひき肉と1を入れる。蓋をして、弱火で3分煮る。
 3.割りほぐした卵を流し入れ、好みのかたさで火を止める。
 4.器にご飯を盛り、3をのせる。

★★卵の豆知識★★
 血液や筋肉など体を作る栄養素「たんぱく質」が豊富な食材。
また、たんぱく質を構成するアミノ酸がバランスよく含まれているので、成長
期にもおすすめの食品です。
 9月は、運動会などの行事があり、子どもの活動量も増える時期なので、たんぱく質もしっかり補給したいですね。


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●ママ・パパへ(子育て支援事業のご紹介)

1┓・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
┗┛ 福山夜間小児診療所
http://www.fmed.jp/kosodate/yakan/index.html

2┓・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
┗┛ すこやか育児サポート事業(無料育児相談)
http://www.fmed.jp/kosodate/k_shien/sukoyaka/index.html

3┓・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
┗┛ 
日本医師会「キッズクラブ」  http://www.med.or.jp/kids/

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 【発行】 一般社団法人 福山市医師会
   ホームページ http://www.fmed.jp/
 
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