第33号 平成18年3月10日

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◆◇◆  福山市医師会子育て支援メールマガジン  ◆◇◆
                  第33号 平成18年3月10日

  福山市医師会は、子供さんの健やかな成長とお母さま方の子育てを応援
 しており、さまざまな子育てに関する情報をメールマガジンとして配信い
 たします。
  小児科医や産婦人科医による子育てや病気の説明、流行している疾患の
 情報、イベントのご案内等を毎月配信いたします。

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 □ Index
  ● 最近の感染症情報
  ● 今月のトピック 「双子(双胎妊娠)について」
  ● 薬剤師会からのお知らせ 「予防接種について」
  ● 第18回 お手軽おやつレシピ!「どら焼き」
  ● ママ・パパへ
  ● 子育て支援事業のご紹介
  ● お知らせ
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●最近の感染症情報

 流行していたインフルエンザは、現在減少傾向にあります。今期は、A香
港型の流行が昨年末の比較的早い時期から始まり、1月19日に流行警報が
発令されました。流行の規模(患者発生数など)は、これまでのところ例年
と同程度ですが、幸い2月以降感染者が急速に減少してきています。しかし、
流行が終息した訳ではありませんので、引き続き感染予防に心がけて下さい。
 流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)も今年に入り少し減少傾向にありますが、
例年に比べると感染者が多く、水痘(みずぼうそう)と同様で,現在も一定
の発症数が続いています。
 溶連菌感染症は、昨年に引き続き感染者数が多く,今年に入っても減少の
兆しがありません。溶連菌感染症は、罹患後に腎炎などを合併する可能性も
ありますので、感染初期に抗生物質による十分な治療を受けて咽頭の溶連菌
を根絶しておくことが大切です。
 毎年冬には乳幼児の嘔吐下痢症が流行しますが、現在も高いレベルで流行
状態が続いております。家庭内での感染も多く、特に乳幼児のいる家庭では
赤ちゃんの排泄物等を扱った後には十分に手洗いを行うなど、二次感染の防
止にご配慮ください。


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●今月のトピック

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         「 双子(双胎妊娠)について 」
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   ― 双子(双胎妊娠)はハイリスク妊娠
       妊娠初期の超音波検査で早めの診断が必要 ―

 分娩件数が減っている一方で、不妊治療の進歩により、双子(双胎妊娠)
が増えているそうです。

 そこで今回は「双胎妊娠」についてお話します。

「まず、双胎妊娠はハイリスク妊娠です。流産、早産の頻度は65%と報告
している施設もあり、早産の頻度が高くなっています」

 一卵性、二卵性などがありますが、リスクの度合いは変わりますか?
「従来はそういった卵性診断が主に行われてきましたが、最近では膜性診断
が重要です。赤ちゃん(胎児)の入っている腔の膜は絨毛(じゅうもう)膜
と羊膜で構成されていますが、その膜の数が大切なのです。具体的には2羊
膜2絨毛性、2羊膜1絨毛性、1羊膜1絨毛性に分かれ、この順に、胎児の
死亡率といった異常の頻度が高くなります」

 その膜の数などを調べることはできますか?
「はい、妊娠初期(15週まで)の超音波検査で判別できます。妊娠の兆候
を感じたら早めに診てもらうことが大事です。中でも絨毛膜が1つの2羊膜
1絨毛性、1羊膜1絨毛性の双胎妊娠に起こる異常のうち、よく知られるの
が双胎間輸血症候群です。胎盤を共有する双胎児の血液供給のバランスが崩
れて循環不全になり、血液が不足する胎児と多い胎児の状態を呈することを
言います。ひどくなると死に至ることがあります」


            リビングふくやま(2月25日号)掲載記事より


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●薬剤師会からのお知らせ

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    「 予防接種について 」        福山市薬剤師会
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  ― 平成18年4月1日から麻疹(はしか)と
     風疹(三日ばしか)の定期予防接種が大きく変わります。 ―

 予防接種とは、病気に対する免疫力をつける方法のことです。
「免疫」とは「疫(えやみ=やまい)」から「免(まぬが)れる」というこ
とで、赤ちゃんが「おたふく風邪」にかかって治ると、「この子はもう生涯
おたふく風邪にはかからない」と言われますが、これはおたふく風邪に対す
る免疫を持ったためです。
 免疫ができる病気はいくつかあり、適応力の大きい乳幼児の時や健康な時
に「免疫をつくる種(たね)」である「ワクチン」を注射したり、皮膚に付
けたりしてあらかじめ免疫を作り上げる工夫が予防接種です。

 予防接種法の改正によって、平成18年4月1日から麻疹(はしか)と風
疹(三日ばしか)の定期予防接種が大きく変わります。
 今まではしかのワクチン定期予防接種は、生後12〜90ヶ月の間に1回。
風疹のワクチン定期予防接種は、生後12〜90ヶ月の間にやはり1回でし
た。以前は麻疹をはじめとするウイルス感染症は一度かかると二度とからな
い終生免疫が獲得されると考えられ、生ワクチン接種の場合も同様に免疫は
終生続くと考えられていましたが、近年では感染を防御できるレベルの免疫
力が持続されるには、ワクチン接種後、恒久的に野生株の麻疹ウイルスと接
触している必要があると考えられるようになり、現代では麻疹の流行が減少
して野生株ウイルスに接触する機会が少なくなったため、ワクチンを接種し
ても免疫が低下して麻疹にかかってしまう例が報告されるようになってきて
います。
 そのため4月からは、この別々だったワクチンを一緒にした「麻疹・風疹
混合ワクチン」を1回目は1才時(生後12〜24ヶ月)に接種し、2回目
は小学校入学前の1年間に接種する合計2回実施することとなりました。特
に1回目の接種は大切とされています。麻疹(はしか)は高熱が出て命にか
かわる場合も有りますし、風疹(3日ばしか)は、命にはまずかかわりませ
んが妊娠中のお母さんが感染すると、産まれてきた子どもに先天性風疹症候
群という難聴や心疾患、白内障などの障害を惹き起こす場合があります。実
は、最近妊娠中のお母さんの感染によって聾唖学校の生徒となる子どもが増
えているとも言われています。
 これらのことを未然に防ぐためにも誕生日を迎えたら、予防接種を受けに
行きましょう。
 なお、今回の法改正によって麻疹、風疹のどちらかが接種できていないお
子さんが発生することが考えられます。経過的に単独のワクチンも供給され
るそうなので、旧法律に沿っている方は早めに両方の予防接種を済ませてく
ださい。
 大事な赤ちゃんを恐い感染症から守るのは親の務めです。予防接種を受け
ることは個人の選択になっていますが、乳幼児や児童の予防接種は親の責任
ともいえるでしょう。恐い感染症から赤ちゃんを守るための最も確実な方法
は予防接種しかありません。大人がしっかりと予防接種や感染症について理
解し、医師と相談して納得のいく予防接種を受けましょう。
 また、国や自治体が勧める予防接種は特に大切なものですので進んで受け
るようにしましょう。


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●お手軽おやつレシピ!

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          「 第18回  どら焼き 」
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3月は、ひな祭り、卒園、卒業式と色々お友達が集まる機会が多くなります。
みんなで楽しく作るおやつはどうでしょうか?
今回は、市販のあずきを使ったおやつの「どら焼き」をご紹介します。
主成分はたんぱく質、炭水化物。食物繊維も多く、その他にも利尿作用・整
腸作用・コレステロール値低下に効果のあるサポニンを含みます。


≪ あんの種類 ≫
こしあん・・・・小豆を煮てつぶし、裏ごしして皮を取り除き砂糖を加えて
        練ったもの
さらしあん・・・こしあんを乾燥させ、粉末状にしたもの。使用する際は水
        で戻して用いる
つぶしあん・・・裏ごしせず砕いた豆の皮が混ざっているもの

● 材 料 (10個分)●
ホットケーキミックス    200g
牛乳            180cc 
卵             1個
粒あん缶詰め        適量

<あんクリームの材料>
生クリーム         100cc
こしあん          50g


― 作り方 ―
①牛乳と卵を混ぜ、それをホットケーキミックスとよく混ぜ合わせます。
②ホットプレートを温め、薄く油をひきます。直径が8cmの丸ほどにな
 るように①の生地を入れます。
③表面が乾いてぶつぶつしてきたら、ひっくり返します。
④③に粒あんや、あんクリームをはさんで、出来上がり。
 季節のフルーツやジャムを入れてもおいしいですよ。

☆ワンポイント☆
生地をホットケーキミックスで作るので、簡単に出来ます。生地を薄く大き
めに焼いてクリームを塗り、くるくる巻き一口大に切ると、ロールケーキの
様でおもてなしにも使えますよ。


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●ママ・パパへ

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┗┛ 日本医師会「キッズクラブ」
    ⇒ http://www.med.or.jp/kids/

 このホームページでは、お医者さんのこと、病気のこと、育児のこと、お
菓子づくりのことなどを、マスコットの「にっちー」がご案内します。

− − ☆ ★ PICK UP ★ ☆ − −
◇ いまどき!おとぎばなし 「はなさかにっちーじいさん」
 ⇒http://www.med.or.jp/kids/otogi/index.html


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●子育て支援事業のご紹介

 1┓・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
┗┛ 福山夜間小児診療所(年中無休)

 福山市医師会では午後7時〜11時まで年中無休で夜間における子供さん
の急病(内科的疾患)診療を行っております。
 健康保険証等ご持参の上、ご来院ください。

◇詳細は下記URLへ
http://www.fmed.jp/kosodate/yakan/index.html

◇福山夜間小児診療所出務医当番表(3月)
http://www.fmed.jp/kosodate/yakan/syouni_touban.html

 2┓・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
┗┛ すこやか育児サポート事業(無料育児相談)

 妊娠中のこと、赤ちゃんの健康や育児についてなどの疑問や心配のある方
に安心して子育てをしていただくため、産婦人科医師、小児科医師、看護師、
市町村保健師が協力して育児をサポートします。
 詳しくはお住まいの市町村へお問い合わせください。

  ◇詳細は下記URLへ
http://www.fmed.jp/kosodate/k_shien/sukoyaka/index.html

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●お知らせ
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    Mail: kosodate-owner@fukuyama.hiroshima.med.or.jp

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 【発行】 社団法人 福山市医師会
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