第5号 平成15年11月10日

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◆◇◆  福山市医師会子育て支援メールマガジン  ◆◇◆
                 第5号 平成15年11月10日

 福山市医師会は、子供さんの健やかな成長とお母さま方の子育てを応援
 しており、さまざまな子育てに関する情報をメールマガジンとして配信
 いたします。
 小児科医や産婦人科医による子育てや病気の説明、流行をしている疾患
 の情報、イベントのご案内等を毎月配信いたします。

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 □ 目 次
  ● 最近の感染症情報
  ● 今月のトピック1 「りんご病(伝染性紅斑)について」
  ● 今月のトピック2 「早産について」
  ● プレゼント情報(こどもの救急小冊子 内科・外科 )
  ● 子育て支援事業のご紹介
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●最近の感染症情報

引き続き、感染症は比較的に落ち着いております。しかしながら、伝染性
紅斑(りんご病)や水ぼうそうが若干増加傾向にあります。咽頭結膜熱や
ヘルパンギーナは終息してきている状況です。


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●今月のトピック1

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「りんご病(伝染性紅斑)について」
  国立福山病院 小児科 池田政憲先生
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        - 妊婦さんは注意が必要です -

りんご病と言われるように、赤いほっぺになり、淡紅色レース様の発疹が
腕や足にでます。まず、両方の頬が、りんごのように赤くなり、少し盛り
上がります。その後、発疹は腕や足にもあらわれ、淡く赤いレース模様、
または一部地図状になります。発疹は、数日~1週間程度でおさまります。 

りんご病の原因は、ヒトパルボウイルスB-19。感染力があるのは、発疹が
出る1~2週間くらい前の間ですので、発症した時点では、人にはうつる
ことはありません。皮膚症状だけなので、元気であれば幼稚園や学校を休
む必要もありません(発病の機序が解明されたことにより、通学通園が可
能になりました)。しかしながら、まれに合併症を引き起こし、血液の造
血が抑えられ、赤血球の産生が低下して貧血状態となったり、血小板や白
血球が減少し、出血斑が出たりすることがあります(骨髄無形成性発症)。
普通1週間くらいで自然に治りますが、出血斑がみられる時には病院を受
診してください。

また、妊婦さんは、りんご病の流行には特に注意をしてください。妊婦さ
んが妊娠初期に、りんご病の原因であるヒトパルボウイルスに感染すると、
胎児が胎児水腫という重い貧血になることがあり、流産の原因となること
もあります。
りんご病が流行しているときは、子どもが集うような場所への外出や、人
混みを避けることが感染予防には効果的です。


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●今月のトピック 2

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「早産について」
   国立福山病院 産婦人科 山本暖先生
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- 子宮口の炎症は切迫早産を引き起こす原因の一つ
        気になる症状があれば早めに検査と治療を受けて -

妊娠22週から36週での分娩を「早産」といいます。
「2000年度の全国の早産率は約5%です。3年ほど前のデータにはな
りますが、今でもあまり変化はないものと思われます。早産で生まれた場
合、何が問題になるかと言うと、赤ちゃんが出生したときからハンディを
負うこと。腹部緊満感、出血、おりものが多い、下腹部に痛みを感じる-
といった気になる症状があれば、早めに治療することが大切です」

何か、早産を引き起こしてしまう原因はあるのでしょうか?
「子宮口に細菌やウィルスをはじめ、今、とても増えているクラミジアな
どによる炎症があって切迫早産や破水につながることが、最近、分かって
きました。細菌やウィルスなどによる炎症は、妊娠していない女性にとっ
ては無症状な場合が多いのですが、妊娠をきっかけに炎症が引き起こされ
る場合があります」

病院ではどんな検査をするのですか?
「微生物などの炎症反応を検出する早産マーカーという新しい検査法がで
き、これによって早産の予知ができるようになりました。また、超音波に
よる子宮口の変化を見ることで早期にチェックする方法もあります」

切迫早産を防ぐ為に、自分ではどんなことに気を付けたら良いのでしょう。
「早産の危険を指摘されたら安静にしましょう。母体や赤ちゃんにリスク
のある切迫早産を少しでも減らしたいというのは私たち医師の願いです。
検査も簡単ですし、外来や入院治療によって改善できることがあります。
気になる症状があれば早めに治療を受けてください」

            リビングふくやま(10月25日号)掲載記事より


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● プレゼント情報
冊子「お母さんの知っておきたい こどもの病気 ― 内科編 ― 」

福山市医師会では、子どもさんが病気になった時に適切なホームケアがで
きるよう、家庭での対処方法を分かり易く解説しております小冊子を作成
しましたので、ご希望の方には差し上げております。
また、夜間小児診療所の窓口には、ご自由にお持ち帰り頂けるよう常時配
置しておりますので、受診されました際には是非お持ち帰り下さい。
                       (但し、内科編のみ)

また、昨年作成いたしております「外科編」も、在庫がございますので、
ご希望の方には差し上げております。(但し、数に限りあり)

□この小冊子を希望される方は、以下のアドレスに、「こどもの病気小冊
子希望」と明記の上、送付先の住所、氏名、連絡先を添えてご連絡下さい。

   Mail:kosodate-owner@fukuyama.hiroshima.med.or.jp まで


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●子育て支援事業のご紹介

○福山夜間小児診療所

福山市医師会では毎日、夜間における子供さんの急病(内科的疾患)の
診療を行っております。福山小児科医会の小児科医師が19時から23
時(受付は22時45分)まで交代で担当し年中無休で診療しています。

受診の際は、健康保険証と母子健康手帳をお持ち下さい。

  □福山夜間小児診療所出務医当番表(11月)
   http://www.fmed.jp/syoni/touban.html


○すこやか育児サポート事業(無料育児相談)

福山市医師会では、産婦人科医、小児科医、市町村保健師の連携による、
育児の支援・サポート事業を実施しております。
この事業では、育児や出産に対して不安をお持ちのお母さま方に、専門家
である小児科医や保健師の指導を無料で受けて頂くものです。
どんな些細な悩みでも相談して頂くことにより、不安解決の糸口となれば
と思い実施しております。
この事業は、妊娠中の方もご利用頂けます。
また、場合によっては保健師さんの家庭訪問も可能です。

  □詳しいパンフレットご希望の方は、以下までご連絡下さい。
   Mail:kosodate-owner@fukuyama.hiroshima.med.or.jp まで

●日本医師会「キッズクラブ」のご紹介

このホームページでは、お医者さんのこと、病気のこと、育児のこと、お
菓子づくりのことなどを、イラストで分かり易く紹介しており、マスコッ
トの「にっちー」が案内してくれますので、お子さまと一緒に楽しくご覧
いただける内容となっておりますので、是非ご覧下さい。

  □日本医師会「キッズクラブ」はこちら
   http://www.med.or.jp/kids/index.html
※福山市医師会ホームページの子育て支援ページからもリンクしています。


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    Mail: kosodate-owner@fukuyama.hiroshima.med.or.jp
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 【発行】 社団法人 福山市医師会

  ホームページ  http://www.fmed.jp

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