第99号 平成23年11月10日

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◆◇◆      福山市医師会子育て支援メールマガジン     ◆◇◆
                          第99号 平成23年11月10日

  福山市医師会は、子供さんの健やかな成長とお母さま方の子育てを応援
 しており、さまざまな子育てに関する情報をメールマガジンとして配信い
 たします。
  小児科医や産婦人科医による子育てや病気の説明、流行している疾患の
 情報、イベントのご案内等を毎月配信いたします。

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□ Index

 ● 最近の感染症情報
 ● 今月のトピック「RSウイルス感染症」
 ● おくすり一口メモ「ホクナリン・テープについて」
 ● 第42回お手軽おやつレシピ!「りんごのヨーグルトケーキ」
 ● パパ・ママへ(子育て支援事業のご紹介)

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●最近の感染症情報

 現在、小児の間で流行している感染症は、多い順に
①感染性胃腸炎、②手足口病、③水痘(水ぼうそう)、④溶連菌感染症、
⑤RSウイルス感染症、⑥流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)、⑦インフルエ
ンザ、⑧百日ぜき、⑨マイコプラズマ肺炎 となっています。
 
 現在、注目されている疾患は水痘(水ぼうそう)です。広島県内では水痘
の患者発生数が県北部を中心に増加し、11月4日に流行の注意報が、本日
(11月10日)には警報が発令されました。今後もさらに流行拡大の可能
性が指摘されています。
 福山では県北部ほどではありませんが、他地域に比べ患者数は少なくはな
い状況にあります。平成19年以降の患者発生数と比べると明らかに多発し
ていますのでご注意ください。

 水痘は、「みずぼうそう」とも呼ばれ、水痘・帯状疱疹ウイルスによって
起こる急性感染症で、感染力が強く、保育所などでも流行しやすいのが特徴
です。
 潜伏期間は2週間程度で、子どもでは発疹が初発症状で、"かゆみ"を伴
い、紅斑、丘疹(発疹が隆起)を経て、短時間で水疱となり、その後"かさぶ
た"となります。
 一般的には、倦怠感、かゆみ、38℃前後の発熱が2〜3日程度続くこと
が大半ですが、成人では子どもに比べて重症化しやすく、合併症の頻度も高
くなります。
 感染経路は、接触感染、飛沫感染あるいは空気感染により感染します。
 最も効果的な予防方法は、予防接種(任意接種)です。
 また、水痘に罹っている人と接触後、72時間以内に予防接種を受ければ、
発症を免れたり、症状が軽くなることがあるともいわれています。
 まだ未接種のお子さんは、早めに予防接種を受けることをお勧めします。


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●今月のトピック

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 「 RSウイルス感染症が例年より早く発症
           予防はせっけんを使った流水手洗いを 」

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 RSウイルス感染症は毎年12月を中心に、冬の間、流行する呼吸器感染
症。今年は発症がいつもより早く、7月ごろから見られています。

Q どんな病気?
A 乳幼児の代表的な呼吸器感染症です。2歳までにほぼ100%が初感染
  しますが、終生免疫がつくられないために、毎年、既感染者と未感染者
  を巻き込み、10月〜翌3月の間に流行を引き起こす病気です。

Q 症状は?
A 感染して4、5日の潜伏期の後、鼻汁、咳(せき)、発熱などの症状が
  現れます。軽症と重症があり、60%以上の子どもは風邪の症状程度で
  回復しますが、25〜40%は細気管支炎、肺炎などを発症。2、3%
  が重症化して入院します。

Q 年齢による違いがありますか?
A 年齢の大きい子は風邪症状で完治することが多いのですが、2歳以下の
  子どもは重症化しやすいのが特徴です。また、集団生活の中で上のお子
  さんがRSウイルスに感染して風邪症状を起こし、潜伏期間を経て、下
  の乳幼児に感染するケースも少なくありません。

Q 小さなお子さんは注意が必要なのですね。
A はい。RSウイルス感染症にかかると、喘息(ぜんそく)発症の可能性
  が12.7倍高くなる、という報告もあります。
  また、3歳までにRSウイルス感染症にかかった子は、その後、呼気性
  の喘鳴(ぜんめい=ゼーゼー、ヒューヒューという音が呼吸のときに出
  る症状)を繰り返す確率が高くなるという報告もあります。

Q RSウイルス感染症の予防法は?
A 感染の経路は咳などによる飛まつ感染と接触感染です。インフルエンザ
  の予防と同じく、「帰宅したら手洗い、うがい」を心掛けましょう。乳
  児はうがいが難しい場合もありますが、せっけんを使っての流水手洗い
  は、予防のために大切です。重症化しないうちに、かかりつけ医で治療
  を受けることも大事です。

      リビングふくやま(平成23年10月22日号)掲載記事より


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●おくすり一口メモ

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         ホクナリン・テープについて
                       福山市薬剤師会

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 ホクナリン・テープは、咳がひどい時に、気管を拡げて呼吸を楽にするた
めに「胸」「背中」「腕の肩に近い方」などに貼るおくすりです。
 経皮吸収薬と言って皮ふからくすりを吸収します。気管支喘息や肺気腫、
慢性、急性の気管支炎のときに使われます。

 薄いセロテープのような貼り薬で1日1枚を貼ればよく、小さなお子さん
たちの症状、とくに夜間までの持続性に効果が期待できます。
薬の量が「0.5mg」「1mg」「3mg」の3種類あり、テープもそれ
にあわせて大きくなります。大体9歳以上から大人用の「2mg」を使いま
すがもちろん体重、症状により違うこともあります。また、貼って直ぐには
効果が期待できませんから、貼り忘れに気をつけましょう。

 貼る場所は、小さなお子さんの場合、無意識にはがしてしまうこともあり
ますので、手の届かない「背中」などがいいでしょう。ただ、皮ふが弱い子
どもさんで、かぶれたり、赤くなったりすることがあります。場所を変えて
使用すればよい場合もありますが、症状によっては医師に相談された方がい
いでしょう。

 まれに心臓がドキドキしたり、手足がふるえたり、気分が悪くなる子ども
さんもおられますが、勝手に中止しないで速やかに相談してください。

 また最近はいわゆるジェネリック薬品で「セキナリン」「ツロブテロール」
「ツロブテン」「ツロブニスト」などのテープもありますが「ホクナリンテ
ープ」と同じ成分で出来ています。


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●第42回 お手軽おやつレシピ!

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         「 りんごのヨーグルトケーキ 」

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 朝晩が冷え込む日もあり、体調管理が難しくなってきました。
 特に、子どもは抵抗力が弱いので、風邪をひきやすく、長引きますね。
 ウイルスをシャットアウトするには「外から帰ったら手洗い、うがい」が
一番です。そして、しっかり食べてウイルスに負けない体を作りましょう。


○●りんごとヨーグルトの豆知識●○

 今回のおやつで使う "りんご" のペクチン(果実に豊富な食物繊維)は、
おなかの調子を整えたり、喉などの粘膜保護に役立ちます。また、"ヨーグ
ルト"の乳酸菌は腸内の善玉菌を増やし、免疫力をアップしてくれます。


<材料 4個分>
 リンゴ       1/4個
 レーズン      適宜  
 A:(ホットケーキミックス 100g、プレーンヨーグルト 100g、
    砂糖 40g)

<作り方>
 ①ボウルにAを入れて混ぜ合わせる。
  さらに、薄いイチョウ切りにしたリンゴとレーズンを加え、さっくりと
  混ぜる。
 ②耐熱容器に①を流し、オーブンに入れて180℃で2分、160℃で5
  〜6分焼いて完成です。

※「材料を混ぜて、焼くだけ!」の簡単レシピなので、子どもさんと一緒に作ってみませんか。



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●ママ・パパへ(子育て支援事業のご紹介)

 1┓・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
┗┛ 福山夜間小児診療所
http://www.fmed.jp/kosodate/yakan/index.html

 2┓・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
┗┛ すこやか育児サポート事業(無料育児相談)
http://www.fmed.jp/kosodate/k_shien/sukoyaka/index.html

 3┓・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
┗┛ 
   日本医師会「キッズクラブ」  http://www.med.or.jp/kids/

☆★ PICK UP ★☆
 元気な毎日 な〜るほど!「ぶつかった!」
 http://www.med.or.jp/kids/seika/genki/ka0409/index.html


日本医師会「白クマ先生の子ども診療所」

★子どもさんの体に何か変化が生じたときの対応策を一緒に考えるコーナー
http://www.med.or.jp/clinic/index.html


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    Mail: kosodate-owner@fukuyama.hiroshima.med.or.jp

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 【発行】 社団法人 福山市医師会
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