【いきいき健康メール(臨時号)】体温をはかろう そして 解熱剤の使い方に注意を
【いきいき健康メール】(2020年3月 臨時号)
■体温をはかろう そして 解熱剤の使い方に注意を
この時期、毎日、体温を測定しましょう。
ところで、感染症によって、いろいろな「熱型」があるのをご存知でしょうか。
たとえば、1日のうちで、体温が上がり下がりする場合に、次のようなパターンがあります。
- 体温が高い時とそうでない時の1日の差が1℃以上で、
...最低体温が37℃以下 →間欠熱
...最低体温が37℃以上 →弛緩熱 - ・体温が1日とおして1℃以内の範囲で高く続く →稽留熱
ほかにもありますが、このような熱型は、病気の診断の大事な手がかりです。
解熱剤でみかけの体温を低下させてしまうと、一時的に楽にはなりますが、診断が遅れ、症状が長引いてしまう場合があります。
市販の解熱剤(アセトアミノフェン、イブプロフェン、ロキソプロフェンなど)のほか総合感冒薬には解熱剤を含んだものも多くあります。
こうしたお薬を飲みながら仕事や学校へ通うのはやめましょう。
解熱剤、あるいは解熱剤を含んだ総合感冒薬を使った場合は、かかりつけ医に、正しく使用状況を伝えてください。