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【いきいき健康メール(臨時号)】この際、肺をきれいに! タバコの害をもういちど考える

【いきいき健康メール】(2020年3月 臨時号)

■この際、肺をきれいに! タバコの害をもういちど考える

新型コロナウイルス感染症の話題とともに、にわかにクローズアップされてきたのが、タバコとの関係です。

タバコが肺に悪いことは、もともとよく知られてきましたが、実は気道粘膜などを傷めて、呼吸器の病気にいったんかかるとなおりにくくなるばかりでなく、全身の免疫(=感染への防御システム)にも影響をおよぼし、ウイルスなど病原菌に感染しやすくなることがわかってきました。

これは、受動喫煙でも起こるので、こわいことです。

新型コロナウイルス感染症が問題となってきたここ最近で、喫煙が新型コロナウイルス感染症を少なからず関係していることが、世界的な論文で示されてきました。

肺炎による死亡率が10倍以上になるとか、ウイルスが侵入する受容体の発現が著名に増え、さらに喫煙が原因となる代表的な病気のひとつ「慢性呼吸器疾患」が、新型コロナウイルス感染症を重くすることなど、まだ確実でない情報も多いですが、今後注意が必要になると思われます。

今からでも遅くありません。

有効な治療薬とワクチンのない現状のなか、新型コロナウイルス感染症への対策は、手洗いと咳エチケットにくわえ、禁煙をまもること、これをみんなで取り組んでいこうではありませんか。