
教育目標
- 生命の尊厳を基盤に人に対する思いやりの心を持ち、相手を尊重して行動する力を養う。
- 人間を身体的・精神的・社会的に統合された存在として幅広く理解する能力を養う。
- 多様な価値観を認め、人々とよりよい人間関係を築くための能力を養う。
- 科学的根拠に基づき、健康の状態や生活の場に応じた看護を実践する基礎的能力を養う。
- 看護の役割を理解し、看護チームや多職種と連携・協働するための基礎的能力を養う。
- 専門職業人としての責任と誇りをもち、看護の質向上のために学び続けていく能力を養う。
卒業時に期待される学生像
- 人の悲しみや苦しみを思いやり、相手の立場に立って考え行動できる。
- 人間を統合的にとらえて看護が実践できる。
- 看護実践できる基礎的知識・技術・態度を修得している。
- 自分で思考し判断することの重要性を認識している。
- 看護実践を通して、自分の看護に対する考え方が明確になっている。
- 看護実践から学ぶために、反省的思考が身についている。
- 学ぶ喜びを知り、常に自己を高めたいという気持ちをもっている。
- 保健医療福祉チームの一員としての看護の役割と責任が理解できている。
- 他者と意見交換しながら自分の役割を果たしていくことができる。
- 指導や助言を謙虚に受け入れ、必要なら自分から教えを乞い、他者とも意見交換しながら、自分の学びを着実に進めていくことができる。

3年間で学べる内容
1年次看護に必要な基本的な知識や技術を学びます。
1年次は看護の対象である人間を様々な面から理解するための知識を学びます。また、「看護とは何か」や看護の基礎的な技術について学びます。グループワークで他者と意見交換をしたり、校内実習では協力して技術の練習をしたり、みんなで学習を深めていきます。
科目名 | 単位 | 時間 | ||
---|---|---|---|---|
基礎分野 | 論理的思考の基礎 | 1 | 30 | |
看護と物理 | 1 | 15 | ||
心理学 | 1 | 30 | ||
人間工学 | 1 | 15 | ||
教育学 | 1 | 30 | ||
社会学 | 1 | 30 | ||
家族論 | 1 | 15 | ||
人間関係論Ⅰ | 1 | 15 | ||
福山の生活と文化 | 1 | 15 | ||
専門基礎分野 | 解剖生理学 | 総論・Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅳ | 5 | 120 |
生化学と栄養 | 1 | 30 | ||
疾病論 | 総論 | 1 | 30 | |
疾病と治療 | Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅳ | 4 | 120 | |
微生物学 | 1 | 30 | ||
薬理学 | 1 | 30 | ||
専門職連携の基礎 | 1 | 15 | ||
公衆衛生 | Ⅰ | 1 | 15 | |
社会福祉 | Ⅰ | 1 | 15 | |
専門分野 | 基礎看護学 | 看護学概論 | 1 | 30 |
看護倫理Ⅰ | 1 | 15 | ||
コミュニケーション技術 | 1 | 15 | ||
安全を守る技術 | 1 | 15 | ||
対象把握の技術 | 1 | 30 | ||
看護過程 | 1 | 30 | ||
日常生活の援助技術Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ | 3 | 90 | ||
診療に伴う技術 | 1 | 30 | ||
臨床看護総論 | 1 | 30 | ||
地域・在宅看護論 | 地域活動演習 | 1 | 15 | |
地域に暮らす人と看護 | 1 | 30 | ||
成人看護学 | 成人看護学概論 | 1 | 30 | |
老年看護学 | 老年看護学概論 | 1 | 30 | |
高齢者をとりまく社会システム | 1 | 15 | ||
精神看護学 | 精神看護学概論 | 1 | 15 | |
精神の健康増進のための看護 | 1 | 30 | ||
臨地実習 | 基礎看護学実習Ⅰ | 1 | 45 |
2年次専門的な看護の知識を学びます。
2年次は看護の基礎を土台にし、様々な病気や年代に応じた看護ができるための専門的な知識・技術を学びます。事例を活用し、他者と意見を交換しながら対象に応じた看護の考え方を学び、後期には、実際に病院やその他の施設で看護を実践します。
科目名 | 単位 | 時間 | ||
---|---|---|---|---|
基礎分野 | 情報科学 | 1 | 30 | |
生命倫理 | 1 | 30 | ||
人間関係論Ⅱ | 1 | 15 | ||
健康と運動 | 1 | 30 | ||
英語 | 1 | 30 | ||
疾病と治療 | Ⅴ | 1 | 20 | |
治療論Ⅰ・Ⅱ | 2 | 35 | ||
公衆衛生 | Ⅱ | 1 | 15 | |
社会福祉 | Ⅱ | 1 | 15 | |
関係法規 | 1 | 20 | ||
専門分野 | 基礎看護学 | 看護倫理Ⅱ | 1 | 15 |
看護研究 | 1 | 15 | ||
地域・在宅看護論 | 家族看護 | 1 | 15 | |
暮らしを支える看護技術 | 1 | 30 | ||
在宅療養を支える医療技術 | 1 | 30 | ||
成人看護学 | 急性期にある人の看護 | 1 | 30 | |
慢性病との共存を支える看護 | 1 | 30 | ||
生活の再構築への看護 | 1 | 30 | ||
終末期看護と緩和ケア | 1 | 30 | ||
成人看護過程 | 1 | 30 | ||
老年看護学 | 高齢者の生活援助技術 | 1 | 30 | |
老年看護過程 | 1 | 30 | ||
小児看護学 | 小児看護学概論 | 1 | 15 | |
小児の健康増進のための看護 | 1 | 30 | ||
健康障害のある小児の看護 | 1 | 30 | ||
あらゆる状況にある小児の看護 | 1 | 30 | ||
母性看護学 | 母性看護学概論 | 1 | 30 | |
正常な経過をたどる妊婦・産婦の看護 | 1 | 30 | ||
正常な経過をたどる褥婦・新生児の看護 | 1 | 30 | ||
異常な経過をたどる妊・産・褥婦・新生児の看護 | 1 | 15 | ||
精神看護学 | 精神に障害のある人の看護の基本 | 1 | 30 | |
精神に障害のある人の生活と看護 | 1 | 30 | ||
看護の統合と実践 | 災害看護 | 1 | 15 | |
臨地実習 | 基礎看護学実習Ⅱ | 2 | 90 | |
成人看護学実習Ⅰ | 2 | 90 | ||
老年看護学実習Ⅰ | 2 | 90 |
3年次対象に必要な看護を実践できる力を養います。
3年次の学習は、ほとんどが臨地実習です。病院やその他の施設で、様々な健康状態にある、様々な年代の方と関わり、看護を実践する力を養います。また、国家試験に向けた学習にも取り組みます。
科目名 | 単位 | 時間 | ||
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専門分野 | 地域・在宅看護論 | 在宅看護過程 | 1 | 15 |
看護の統合と実践 | 看護管理 | 1 | 30 | |
看護研究演習 | 1 | 15 | ||
国際協力 | 1 | 15 | ||
医療安全と総合技術演習 | 1 | 30 | ||
臨地実習 | 在宅看護論実習 | 2 | 90 | |
成人看護学実習Ⅱ | 2 | 90 | ||
成人看護学実習Ⅲ | 2 | 90 | ||
老年看護学実習Ⅱ | 2 | 90 | ||
小児看護学実習 | 2 | 90 | ||
母性看護学実習 | 2 | 90 | ||
精神看護学実習 | 2 | 90 | ||
統合実習 | 2 | 90 |
1日の流れ
講義や学校行事の日程によって、変動することがあります。
Case01授業の日

Case02実習の日
