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突発性発疹

症状と経過

突然の高熱が3日ほど続いた後、熱は下がってきます。それと入れかわりに全身に赤い発疹が出現します。発疹は3日ほどで消えてゆきます。生後6か月ころから1才までにかかることが多く、生まれてから初めての発熱であることもよくあります。まれに、下痢や嘔吐をともなうこともあります。

原因

ヘルペスと呼ばれる種類のウイルスの飛沫で感染し、潜伏期は10~14日です。赤ちゃん同士よりも両親など、おとなからの水平感染が主な感染経路と考えられています。(ほとんどのおとなはこのウイルスと共存しています)

治療

発熱も発疹も自然によくなりますが、高熱が続き水分摂取が非常に低下している場合、解熱剤の使用が考慮されることもあります。予防するワクチンはありません。

合併症

多くはありませんが、まれに熱性けいれんがみられることがあります。

家庭での注意

哺乳力は比較的保たれますが、発熱により必要水分量は増加するので、こまめにとらせるようにしましょう。