一般社団法人 福山市医師会

臨床検査センター/病理診断センター

検査に関するお問い合わせ
TEL 0120-869-914
病理・細胞診に関するお問い合わせ
TEL 084-928-9922

臨床検査センター/病理診断センターについて

ご挨拶

福山市医師会健康支援センター
センター長 藤岡正浩先生

福山市医師会検査センターのホームページをご覧くださり、誠にありがとうございます。私たち福山市医師会は「市民の健康と生命を守り、会員の倫理と医療技術を向上させる」ことを目標に日々活動しています。医療において特に検査は正確な診断に欠くことのできない分野であり、またその検査の正確性、再現性、信頼性などは非常に重要な分野です。私たち、福山市医師会検査センターは、医療の安全性と安心を担保するという強い信念で、毎日の業務を行っています。

経営理念

「市民の健康を守る」ことを支援します。

臨床検査センターは、会員が常に安全かつ良質な医療を市民に提供できるよう、受託から検査結果報告までの品質保証と高い倫理観を持ち、知識と技術の習得および研鑽を積み、信頼されるセンターを目指します。

地域社会に必要とされる事業を展開し、健全な経営を行い、地域医療の発展に寄与します。

病理診断センターは、福山医療圏を中心にその周辺医療圏を含め、病理診断(病理診断、細胞診断、術中迅速診断、剖検)を行い、地域医療全体の質的向上を目指して『Only one』の事業を遂行します。

沿革

昭和45(1970)年 「臨床検査センター」 新設
平成2(1990)年 検査、病理、健診を統合して、「総合健診センター」に改称
平成9(1997)年 副センター長、臨床病理部長として常勤病理医就任
平成12(2000)年 医師会館増築による新館に解剖室新設
平成18(2006)年 健診業務を切り離し、再び「臨床検査センター」に改称
平成21(2009)年 「診断病理学センター」は、日本病理学会及び日本臨床細胞学会から施設認定を受ける
平成23(2011)年 「臨床検査センター」から「診断病理学センター」を独立、病理診断を標榜する病理診断科として認可される
平成26(2014)年 再び1本化し、「健康支援センター」に改称
平成28(2016)年 保険医療機関間の連携による病理診断の届出が受理される
平成30(2018)年 悪性腫瘍病理組織標本加算の届出が受理される

施設認定

品質保証施設の認証について

一般社団法人 日本臨床衛生検査技師会より、「品質保証施設」の認証を受けております。

日本病理学会 研修登録施設について

当健康支援センター( 病理診断センター)は、日本病理学会病理専門医制度規定による「日本病理学会研修登録施設」として認定されています。

日本臨床細胞学会施設認定について

当健康支援センター(病理診断センター)は、日本臨床細胞学会施設認定規定により「施設認定0337号」で認定されています。

外部精度管理結果について

当健康支援センターは、日本医師会精度管理調査、日本臨床衛生検査技師会精度管理調査、広島県臨床検査技師会精度管理調査などの外部精度管理調査へ毎年積極的に参加しています。

年度 日本医師会臨床検査
精度管理調査
日本臨床衛生検査技師会
精度管理調査
広島県臨床検査技師会
精度管理調査
令和5年度
(2023年度)
99.4 100.0 99.1
令和4年度
(2022年度)
98.9 98.8 100.0
令和3年度
(2021年度)
99.5 100.0 99.1
令和2年度
(2020年度)
99.7 99.6 100.0
令和元年度
(2019年度)
98.9 98.3 100.0

プライバシーマーク付与認定について

一般財団法人日本情報経済社会推進協会(JIPDEC)より、個人情報の適切な取扱いを行う事業者に付与されるプライバシーマークの付与認定を2010年に受け、2年毎に更新をしています。

個人情報の取扱いについては、一般社団法人 福山市医師会のホームページに個人情報保護方針等の公表事項を掲載しております。

部署紹介

病理診断

福山市医師会健康支援センター
病理診断科部長 山鳥一郎

二人の常勤病理専門医と非常勤の病理専門医が病理診断を行っています。当施設では、病理診断管理加算Ⅰを取ることができ、病理診断連携を行っています。近隣の医療機関から手術時の迅速病理診断を引き受けています。細胞診の診断チェックには、ディスカッション顕微鏡を用いています。

近隣の医療機関で亡くなられた患者さんの病理解剖を当施設の解剖室で行っています。病院に解剖室がある場合には病理医が出張で解剖を行っています。

検査課紹介

前処理

医療機関様からお預かりした検体を検査機器にかけるまでの工程を前処理で行っています。

検体の到着後、検査項目ごとの仕分け、生化学・免疫など遠心分離が必要な検体を遠心し、各検査機器に必要な量を分注する自動分注機にかけるまでを担当しています。血漿分離など機械で対応できないものは、用手法で処理しています。

また、指示箋の確認やコメント入力、検査項目の追加なども対応しています。

生化学・免疫

生化学検査は汎用自動分析装置3台の稼働で肝機能、腎機能、心機能、糖代謝、脂質、電解質などの検査を行っています。免疫検査は自動分析装置3台で肝炎ウイルス、腫瘍マーカ-、内分泌などの検査を行っています。輸血関連検査(血液型、交差適合試験、不規則抗体スクリーニング)は自動分析装置で、一部の検査項目は用手法で検査を行っています。

測定値はシステムでチェックを行い、日々や定期的な分析装置のメンテナンス、精度管理を行い迅速で正確な結果を提供できるように努めています。

血液・一般

血液検査は血算、血液像、骨髄像、凝固検査を行っています。

血算はXE9000で測定し、白血球分類の必要な検体は塗抹標本を作製し顕微鏡で確認しています。白血病等の血液疾患が疑われた場合は至急ご連絡いたします。

一般検査は尿検査(尿定性検査、尿沈渣)、便検査のスクリーニング検査を実施しています。また、体腔液検査や寄生虫の虫卵検査、精液検査も行っています。

鏡検の目合わせなど内部精度管理に努め、異常所見などの迅速な報告を目指しています。

微生物

微生物検査は、顕微鏡による検査、培養同定検査、薬剤感受性検査、遺伝子検査、ウイルス等の迅速検査を行い、感染症の原因となっている微生物を検索し、感染症を治療するための薬の選択や効果を判定しています。お預かりした検体を培地に接種して培養を行い、生育した菌を分離したのち用手法と質量分析装置(MALDI Biotyper smart)を用いて菌種の同定を行います。また分離された菌 から薬剤感受性検査を実施しています。血液培養はBACT/ALERT VIRTUOにて培養を行い、陽性になったものはFAXでご報告をしています。

また遺伝子検査では、LAMP法での結核菌の検査を実施しています。

その他感染症に関する情報も福山市医師会のホームページに掲載しています。

病理

病理組織検査ではホルマリン固定された内視鏡検体、ポリープ等の切除検体、手術による摘出検体等の標本作製および病理診断を行っています。プッシュプル型換気装置の下でホルムアルデヒド等による暴露を防ぎながら検体処理を行い、パラフィンブロックを作製後、ミクロトームを使用して1~2μmの厚さに薄切し、スライドガラスに貼り付けます。その後オーダーに添って様々な染色を実施し、病理医が診断を行います。病理診断に欠かせない免疫染色についても、自動免疫染色装置ベンチマークULTRA PLUSにより内部処理を行っています。また、術中迅速検査では、手術中に採取した検体(未固定)をクリオスタット ポーラーDにより凍結切片を作製し、病理医がお電話で直接診断結果をご報告しています。

病理解剖の設備も完備しております。

細胞診

細胞診検査は、婦人科、尿、喀痰などの細胞の検査を行っています。

液状細胞診の処理には、ThinPrep5000とセルプレップを使用して標本を作製しています。 細胞検査士が顕微鏡で鏡検し、必要に応じて細胞診専門医が診断を行います。 正確で迅速な報告を提供するために、ディスカッション顕微鏡を用いて検討を行い精度管理に努めています。

検査課・検査業務課

営業・集配

  1. 10:20 出社
  2. 10:30 作業開始

    出発前の準備:午前のルート集配の際にお届する結果報告書やその他の書類、容器などの物品の整理、確認をおこないます。

  3. 10:45 集配開始(午前便)

    10~15程度の医療機関を訪問

  4. 13:00 帰社

    検体提出のための作業

  5. 13:30 昼休憩
  6. 14:30 集配(午後便)

    出発前の準備とルート集配(2~3程度の医療機関を訪問)

  7. 16:00 帰社

    検体提出のための作業

  8. 16:15 集配(夕方便)

    出発前の準備とルート集配(10~15程度の医療機関を訪問)

  9. 18:30 帰社

    検体提出のための作業

  10. 19:00 退社

庶務・データ管理

庶務では、部署に所属するスタッフが効率よく業務をこなし、成果をあげられるようにサポートを行っています。

来客・電話応対、備品管理、書類作成、ファイリング、伝票整理から、関係機関との連絡・調整や、事業の企画・広報、統計資料作成など、さまざまな業務に対応しています。

データ管理は、医療機関様の電子カルテと福山市医師会健康支援センターとのシステム連携(検査依頼と結果報告)を行っています。また報告書の発行、結果データの作成や送信などの報告関係の業務も担当しています。他にも新規検査項目の作成、検査項目の問い合わせなども対応しています。

コールセンター

コールセンターは、医療機関様からの様々な問い合わせを対応しています。

問い合わせ内容は、検体の回収、至急検体の回収、検査項目の結果確認、検査項目の追加や削除、検査項目の受託可否の確認、報告書の訂正や再発行、検査結果のFAX、容器についての質問などがあります。検査の専門的な内容は臨床検査技師がお答えしています。

会員支援ツール

すこやかネット

すこやかネットは、インターネット経由で検査結果の受信が可能で、検査結果の自動取得やマニュアルでの取得が出来、迅速に検査結果の閲覧が可能となります。結果の閲覧は総合検査・微生物・病理細胞診検査となります。また長期間データの管理が可能で、時系列一覧やグラフの表記が出来、患者サービス帳票として印刷することもできます。

お問い合わせ

新診療支援システム すこやかネットに関するお問い合わせ
福山市医師会 総務部 総務課(システム担当)
TEL:084-928-0603