検査材料の種類と提出方法
婦人科材料(子宮膣部・頚部) | 液状細胞診はLBC容器、または直接塗抹したスライドガラス(湿固定) |
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婦人科材料(子宮体部) | 直接塗抹したスライドガラス(湿固定) |
喀痰 | 生の痰→滅菌容器 畜痰→畜痰専用容器 |
液状検体(尿、胆汁、膵液など) | サコマノ液入り専用容器 |
液状検体(胸水、腹水、心嚢液、リコール、 各種洗浄液など) | 胸水、腹水、心嚢水→3.8%クエン酸Naを検体量の約10%程度加えたもの リコール、洗浄液→3.8%クエン酸Naは加えない |
針穿刺吸引材料(乳腺、甲状腺、肺、リンパ節など) | 穿刺針内に吸引された材料をスライドガラスに吹き出し塗抹したもの (湿固定と乾燥固定) |
擦過材料(気管支、消化管など) | ブラシ、綿棒により病巣などを擦過し、スライドガラスに塗抹したもの(湿固定) |
- 湿固定
- 塗抹したスライドガラスを、塗抹後すばやく、95%エタノールに浸けたもの、またはサイトロップなどのコーティング 固定液をスライドガラス全面に滴下または噴霧したもの
- 乾燥固定
- 塗抹後、塗抹面を冷風ドライヤーなどですばやく乾燥させたもの