- 手足口病 ・・・・・・・・・・・増加傾向
- 感染性胃腸炎 ・・・・・・・・・横ばい
- RSウイルス感染症 ・・・・・・横ばい
- 溶連菌感染症 ・・・・・・・・・減少傾向
- 咽頭結膜炎 ・・・・・・・・・・減少傾向
- 突発性発疹 ・・・・・・・・・・増加傾向
- ヘルパンギーナ ・・・・・・・・増加傾向
- 新型コロナウイルス・・・・・・・横ばい
続いて、水痘などが少数報告されています。
現在、福山市内にて小児の間で流行している感染症を、感染頻度の高い疾患順にお知らせします。
続いて、水痘などが少数報告されています。
※手足口病が6月なかばから増加しています。
手足口病は手のひら、足の裏、口の中に小さな発疹、水疱ができる病気で、熱がでることもありますが、ふつうは数日で自然によくなります。
夏場に流行しやすく、乳幼児がよくかかる病気ですが、赤ちゃんから大人までかかる可能性があります。
原因はコクサッキーウイルスなど数種類があるため、1度かかった人も違うタイプのウイルスが原因で、再びなることがあります。
手足口病は、ワクチンや治療薬はありません。手足口病にかかっても、ほとんどの場合が軽い症状で済むため、それほど神経質になる必要はありませんが、まれに神経系の合併症を起こすことがあります。
けいれん、繰り返す嘔吐、声掛けなどに反応の乏しい場合は医療機関に相談しましょう。
手足口病のウイルスは、症状がなくなったあとも、2~4週間程は便の中に排泄されています。予防のためには十分な手洗いが必要です。また、感染者の世話をする場合は感染中から感染後しばらくの間の排泄物は適切に処理をして、そして十分に手洗いをしましょう。
【ホルモンとは?】
私たちの体は、約60兆個もの細胞からできていて、細胞同士が連絡を取り合いながら働いています。ホルモンは、各細胞間の情報を伝える役割を果たしています。
子どもの身長が伸びるということは、骨が成長するということです。骨の成長に最も重要なホルモンは成長ホルモンですが、実際に骨に働くのは、IGF(インスリン様成長因子)─1という物質。IGF─1は、成長ホルモンの助けを借りて、肝臓と骨とで作られます。
成長ホルモンが十分にあっても、肝臓が悪かったり、栄養が不足していたりすると、IGF─1が十分に作られないために身長は伸びません。
また、IGF─1が十分にあっても、骨の原料であるカルシウムやタンパク質が不足していると、やはり身長は伸びません。
ただ、成長をつかさどるホルモンは、成長ホルモンのみではありません。乳幼児期の身長増加には特に甲状腺ホルモンが、重大な役割を果たしています。
また、思春期には性腺ホルモンが関わっています。
【成長ホルモン分泌不全性低身長症について】
成長ホルモンの分泌が障害されているため、身長増加に異常を来す病気を「成長ホルモン分泌不全性低身長症」といいます。放置すると身長が130㎝程度で止まることもあります。
知能は正常で、体の均整が取れているため、背が低いこと以外は、ほかのお子さんとの差は認められません。このため、「そのうち伸びるよ」と放置されることが多いのです。
女子では初潮、男子では声変わりがあると、もう遅いといえます。治療方法のある病気ですので、早期診断、早期治療開始が特に大切です。
文責:福山市医師会 母子・学校保健委員 山中良孝
湿布薬は痛みや炎症を和らげるための便利な薬ですが、特に小児に使用する際は正しい方法を守ることが重要です。湿布薬の正しい使用方法、貼り方、使用時間の目安について解説します。
◆使用方法
湿布薬を貼る前に、貼付部位の皮膚が清潔で乾燥していることを確認します。傷口や湿疹がある場合は、湿布薬の使用を避けてください。初めて使用する場合、小さな部分にテスト貼りを行い、数時間後に異常がないか確認します。赤みやかゆみが発生した場合は使用を中止してください。
◆貼り方
湿布薬を必要なサイズにカットし、貼る部分の大きさに合わせます。無駄に広い範囲に貼ることは避けましょう。湿布薬を貼る際、シワや気泡が入らないように注意しながらしっかりと貼り付けます。
◆使用時間の目安
通常、湿布薬の使用時間は4〜8時間が目安です。しかし、製品によって異なるため、パッケージの指示をよく確認してください。小児は皮膚が敏感なため、最初は2〜4時間程度から始め、問題がなければ少しずつ時間を延ばします。使用後は肌を休ませ、連続して使用しないようにしましょう。
また、異常を感じた場合は直ちに使用を中止し、医師や薬剤師に相談してください。正しい使用方法を守ることで、痛みの軽減、かぶれなどの副作用防止につながります。
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