【いきいき健康メール】を更新しました(2025年4月号)
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感染症情報
◎日本紅斑熱について~マダニにご注意を~
日本紅斑熱とは?
日本紅斑熱は、マダニに咬まれることでうつる感染症です。マダニは、草むらや森林などに生息している小さなダニで、気づかないうちに皮膚にくっついていることがあります。 咬まれてから2~8日ほど経ってから、急に高い熱が出る、頭痛がする、などの症状が現れます。 さらに、「体に米粒から小豆ほどの大きさの赤い発疹(ポツポツ)」が出てくることがあります。咬まれた部分が赤く腫れることもありますが、かゆみや痛みは少ないのが特徴です。
マダニを見つけたら?
もし皮膚にマダニがついているのを見つけたら、無理に引きはがさず、医療機関を受診してください。 自分で取ろうとすると、マダニの一部が皮膚に残ってしまったり、感染してしまったりするおそれがあります。
咬まれた後は体調の変化に注意!
マダニに咬まれた後は、数週間程度、体調の変化に注意しましょう。 もし、発熱や体調不良などの症状が出たら、すぐに医療機関を受診し、「マダニに咬まれたこと」を必ず伝えてください。症状がなければ、過度に心配する必要はありません。
マダニから身を守るためには、山や草むらに入るときに長袖・長ズボンを着用するなどの予防も大切です。日常のちょっとした心がけが、感染症の予防につながります。
文責:福山市医師会 感染症対策委員 太田 茂
今月のトピック
◎子どもたちを事故から守りましょう
ケガ、やけど、誤飲などで受診する子供たちが増えています。命に関わるような事故や、一生残るキズなど絶対に防ぎたいですよね。大人が気をつけるべきポイントについてまとめてみました。
〈外遊び〉
子どもは興味を持ったものに一直線で、周囲を確かめずに突然走り出すことがあります。まずは遊ぶ場所を考え、道路ぎわや水辺、ブランコのそば、など危険なところを避けましょう。大人は道路側や水辺側から見守ってあげてください。地面に凸凹あると転倒しやすいですし、遊具で遊ぶ際には常にそばにいてあげてください。また、これからの時期は水の事故に注意が必要です。
〈おうちの中〉
子供たちは、トイレットペーパーの芯(直径38mm)より小さいものは、飲み込んでしまう可能性があります。こうした小物は、手の届かないところや、鍵のかかる場所に保管しましょう。特に、上のお子さんがおられるご家庭では、おもちゃの管理に気をつける必要があります。また、ご家族のお薬の保管にも注意してください。
かわいい子どもたちを危険にさらすことがないよう、みんなで気をつけていきましょう。
文責:福山市医師会 広報委員 高橋 康太
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