【いきいき健康メール】を更新しました(2026年4月号)
- 医療関係のみなさま
- 市民のみなさま
- いきいき健康メール
- 健康コラム
感染症情報
◎RSウイルス母子免疫ワクチン(アブリスボ)について―2026年4月から定期接種が始まります―

RSウイルス感染症は、乳幼児がしばしばかかる呼吸器の感染症です。特に新生児期や乳児期早期にかかると、細気管支炎や肺炎を起こして入院が必要になったり、時には生命にかかわるような重篤な状態になったりすることがあります。RSウイルス感染症はウイルスそのものに対する治療薬はありませんが、重症化予防が期待できる方法があります。
2026年4月から、妊婦の方を対象に「RSウイルス母子免疫ワクチン(アブリスボ)」が定期接種として受けられるようになります。このワクチンは、妊娠中のお母さんが接種することで体の中に抗体がつくられ、その抗体が胎盤を通じて赤ちゃんに移行します。これにより、生まれてすぐの赤ちゃんをRSウイルスの重症化から守る効果が期待できます。
対象となるのは、妊娠28週0日から36週6日までの妊婦の方で、妊娠ごとに1回接種できます。原則、公費負担で無料になります。
接種時期や体調によっては注意が必要な場合もあるので、接種を希望される方は、妊婦健診の際にかかりつけの医師にご相談ください。赤ちゃんを守るための新しい予防接種として、最新の情報を得ておきましょう。
文責:福山市医師会 感染症対策委員 荒木 徹
今月のトピック
◎特発性胃潰瘍

胃潰瘍の原因は、主にピロリ菌感染に因るもので、慢性胃炎から胃潰瘍に進展することが知られています。
他にもロキソニンなどの鎮痛剤、バイアスピリンなどの抗血小板剤に起因する潰瘍があります。しかし原因のハッキリしない胃潰瘍もあり、『特発性胃潰瘍』と呼ばれています。
『特発性』とは原因がハッキリしないと言う医学用語です。この『特発性胃潰瘍』は高齢女性に多くみられ、難治性で再発しやすいと言う特徴があります。ピロリ菌に感染していない人や除菌後の人も発症しますので知っておいて下さい。
文責:福山市医師会 広報委員 高橋 健治
