いきいき子育て支援情報(2026年7月号)
- 医療関係のみなさま
- 市民のみなさま
- いきいき子育て支援情報

最近の感染症情報
現在、福山市内にて小児の間で流行している感染症を、感染頻度の高い疾患順にお知らせします。
- 急性呼吸器感染症 増加傾向
- 手足口病 横ばい
- 感染性胃腸炎 減少傾向
- A群溶血性レンサ球菌咽頭炎 横ばい
- ヘルパンギーナ 横ばい
- 新型コロナウイルス感染症 横ばい
- 伝染性紅斑 横ばい
続いて、マイコプラズマ肺炎、咽頭結膜熱、突発性発しんなどが少数報告されています。
*手足口病に気をつけましょう

●手や足、口の中の発しんに注意
6月4日から県内全域に手足口病警報が出され、市内でも流行しています。
手足口病は、口の中や手、足などに2~3mmの小さな水ぶくれのような発しんが出る感染症です。感染してから3~5日ほどで症状が出ます。熱が出ることもありますが、高くならないことが多く、多くは3~7日ほどでよくなります。とくに乳幼児が集団で生活する保育施設や幼稚園などでは、広がりやすいため注意が必要です。
この病気によく効く薬はなく、水分をしっかり摂りながら回復を待つことが基本です。ただし、まれに症状が重くなることがあります。高い熱が続く、吐く、頭を痛がる、呼びかけへの反応が悪い、息が苦しそう、水分が摂れない、おしっこが少ない、ぐったりしているなどの様子があれば、早めに医療機関を受診しましょう。
うつる主な原因は、せきやくしゃみのしぶき、手についたウイルス、便に出たウイルスです。外から帰った時、食事の前、トイレの後やおむつ交換の後は、せっけんと流水でしっかり手を洗いましょう。せきやくしゃみの時は口と鼻を覆い、タオルの共用も避けましょう。よくなった後もしばらく便にウイルスが出ることがあるため、おむつ交換の後の手洗いはとくに大切です。
福山市保健所 保健予防課

今月のトピック
学校検尿について

学校検尿が毎年、年度初めに行われています。無症状の時期に腎臓の病気、特に慢性腎炎を発見して適切な診断と治療を行い、子供たちが腎機能の悪化を起こさないようにすることが目的です。
学校検尿が行われるようになってから、腎臓の働きが悪くなって透析に至る子供たちが減少しています。実際の尿検査では血尿のみ、蛋白尿のみ、血尿と蛋白尿の両方が陽性の3つのグループが見つかります。この中で血尿と蛋白尿の両方が持続する、あるいは蛋白尿のみであっても、蛋白尿の量が多い子供たちの中から、進行する腎炎が発見されます。また、最初は血尿のみであっても、経過で蛋白尿を伴ってくることがあるので、見つかって1年間は特に気をつけて定期的に尿検査をする必要があります。
学校検尿で尿異常を指摘された場合には、無症状であっても腎臓の働きが悪くなってしまう慢性腎炎のことがあるので、必ずかかりつけ医を受診するようにしましょう。特に血尿と蛋白尿の両方が陽性の場合には、進行する腎炎の可能性があるので注意が必要です。
文責:福山市医師会 母子保健委員・学校保健委員 安井 雅人
おくすり一口メモ
子供の口内炎と薬の選び方(その②)~口内炎薬の効き目と副作用について~ -福山市薬剤師会-
口内炎のお薬は炎症や痛みを抑え、治りを助ける目的で使用します。市販薬ではステロイド成分のトリアムシノロンアセトニドが、患部の炎症、腫れ、痛みに直接作用し、アフタ性口内炎に高い効果が期待できます。一方、アズレンスルホン酸ナトリウムなどの非ステロイド成分も炎症を抑える働きがあり、ステロイドを避けたい場合におすすめです。
内服薬では、炎症を抑えるトラネキサム酸やカンゾウ由来成分、皮膚や粘膜の健康維持を助けるビタミンB₂・B₆・Cなどがあります。
副作用としては、患部の刺激感、赤み、かゆみ、発疹、胃の不快感などが現れることがあります。特に、ウイルスやカビが原因の口内炎にステロイドのお薬を使うと、感染を悪化させる可能性があります。発熱、水ぶくれ、白い苔のようなものがある場合や、数日使用しても改善しない場合は、使用を中止して医師、歯科医師または薬剤師に相談しましょう。
