一般社団法人 福山市医師会

いきいき子育て支援情報(2026年8月号)

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最近の感染症情報

現在、福山市内にて小児の間で流行している感染症を、感染頻度の高い疾患順にお知らせします。

  1. 急性呼吸器感染症       増加傾向
  2. 感染性胃腸炎         横ばい
  3. 新型コロナウイルス感染症   横ばい
  4. A群溶血性レンサ球菌咽頭炎  減少傾向
  5. 手足口病           減少傾向
  6. ヘルパンギーナ        横ばい
  7. 流行性角結膜炎        横ばい

続いて、突発性発しん、マイコプラズマ肺炎、RSウイルス感染症、水痘、伝染性紅斑などが少数報告されています。

*O157などの腸管出血性大腸菌から家族を守る!

●どんな症状がみられますか
O157やO26などの腸管出血性大腸菌による感染症は、一年を通してみられますが、特に暑い時期に増えます。主な原因は、火の通りが不十分な肉や、菌がついた食品を食べることです。また、感染した人の便や、菌がついた手や物を介してうつることもあります。感染すると、3~8日後に腹痛、下痢、血の混じった便、発熱などがみられます。症状が出ない人もいますが、尿が出にくい、ぐったりしている、顔色が悪い、出血しやすいなどの様子があれば、早めに医療機関を受診しましょう。小さなお子さんや高齢の方は重くなりやすいため、特に注意が必要です。

●予防と対策
〈食事のとき〉
・肉は中までしっかり火を通し、生肉や生レバーは避けましょう。
・生肉に使った包丁、まな板、はしやトングは、そのまま生で食べる食品には使わないようにしましょう。
・バーベキューや焼き肉では、生肉用と取り分け用のはしやトングを使い分けましょう。
〈おでかけのとき〉
・牛や羊などの動物や、そのふんに触れる可能性がある場所で遊んだ後は、石けんでしっかり手を洗いましょう。
〈おむつ交換・トイレの後〉
・石けんでよく手を洗いましょう。
・感染している人が使ったトイレは、塩素系の消毒剤で消毒すると安心です。
・感染している人のお風呂は、シャワーのみにするか順番を最後にすると安心です。

(出典:厚生労働省 腸管出血性大腸菌QA、日本小児学会 腸管出血性大腸菌感染症、保健予防課ホームページ)

福山市保健所 保健予防課

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今月のトピック

食べ過ぎが止まらない

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 「おなかが一杯なのに食べるのが止まらない。」、「おなかがすかないのに食べ続けてしまう。」と訴える人が少なからずいます。最近はその中に小学生も含まれています。どうして止められないんでしょう。
何か良い手立ては無いのでしょうか?

 食欲のコントロールでまず思い浮かぶのは脳の中央部に(脳下垂体)にある摂食中枢と満腹中枢ですね。
コントロールの主役は空腹ホルモン(グレリン)、満腹ホルモン(レプチン)というホルモンです。
それらの働きがうまく行っていないんでしょう。
ところで食欲がコントロール不能になっている主な原因は何でしょうか。ストレスと睡眠不足等です。
過剰な慢性的なストレスによりストレスホルモン(コルチゾール)が増え、食欲が増します。
またストレスホルモンが増えると食欲を抑制する作用のある幸せホルモン(セロトニン)が減り、食欲が増します。
睡眠不足になると空腹ホルモンが増し、満腹ホルモンが減り、食欲が増します。
          ↓
では食欲をコントロールするにはどうすれば良いのでしょう?それには主に以下の3つがあります。

①質の良い睡眠を取る。
②食べ方を工夫する。(食前に沢山水を飲む。玄米、全粒粉パン、そば等を食べる。よく噛む。)
③幸せホルモンの分泌を増やす。(リズム性の軽い運動をする、日光を浴びる、ガムを噛む等)
これらは完璧ではありませんが、ある程度は効果が期待できます。

文責:福山市医師会 学校保健委員 大谷 邦彦

おくすり一口メモ

子供の口内炎と薬の選び方(その③)~予防のための栄養と生活習慣について~ -福山市薬剤師会-

 子供の口内炎を予防するには、口の中のケアに加えて、粘膜を健康に保つための栄養を意識することが大切です。特に、ビタミンB₂・B₆は皮膚や粘膜の健康維持に関わり、ビタミンCは体の抵抗力を支える栄養素です。また、たんぱく質は口の中の粘膜を作る材料となるため、肉・魚・卵・大豆製品などをバランスよく取り入れましょう。

 偏食があるお子様では、野菜や肉・魚を十分に食べられず、栄養が偏りやすくなります。その場合は、無理に食べさせるよりも、スープや卵焼き、ハンバーグなどに混ぜるなど、食べやすい形に工夫すると続けやすくなります。

 食事だけで補うことが難しい場合には、小児用のビタミン剤やサプリメントを活用する方法もあります。ただし、ビタミン剤はあくまで食事の補助です。年齢に合った製品を選び、摂取目安量を守ることが大切です。特に複数のサプリメントを併用したい場合は成分の重複に注意し、迷った時には薬剤師に相談しましょう