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【感染症情報】RSウイルス感染症の報告が、増加しています。

いきいき健康メール (2011年10月 創刊号)
2011年10月26日発行 創刊号
◎RSウイルス感染症の報告が、増加しています。  RSウイルス感染症は、冬季に最も流行する感染症で、例年12月か翌1月に流 行のピークを迎えています。しかし、今年は、夏季から報告数の増加が続いて います。  RSウイルス感染症は、RSウイルス(respiratory syncytical virus)が伝播 することによって発生する呼吸器感染症です。生後1歳までに半数以上が、2歳 までにほぼ100%の児が、初感染を受けるとされ、乳幼児においては、極めて 重要な感染症です。  2?8日の潜伏期間の後、発熱や、咳嗽、鼻汁などの上気道炎症状が2?3 日続き、その後、細気管支炎が出現し、呼気性喘鳴、多呼吸や、喀痰の貯留に より無気肺を起こします。心肺に基礎疾患を有する乳幼児では、しばしば遷延 化、重篤化し、問題となります。  感染経路は、飛沫感染と接触感染です。マスクを着用するなどして咳エチケ ットに努めることや、手洗いなど手指衛生を励行することが大切です。