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いきいき子育て支援情報

2024年5月号

最近の感染症情報

現在、小児の間で流行している感染症を、感染頻度の高い疾患順にお知らせします。

  1. 新型コロナウイルス感染症 ・・・減少傾向
  2. 感染性胃腸炎 ・・・・・・・・・減少傾向
  3. 溶連菌感染症 ・・・・・・・・・増加傾向
  4. RSウイルス感染症 ・・・・・・減少傾向
  5. 咽頭結膜熱 ・・・・・・・・・・増加傾向
  6. インフルエンザ ・・・・・・・・減少傾向

 続いて、手足口病、流行性角結膜炎、突発性発しん、水痘、などが少数報告されています。

*蚊に刺されないように注意しましょう

 蚊に刺されることで感染してしまう病気にはマラリア・デング熱・ジカウイルス感染症・日本脳炎・黄熱などの病気があります。その多くは熱帯の暑い国で流行していますが、日本では日本脳炎が発生しています。デング熱も2014年に70年ぶりに国内で流行しました。
 人の血を吸う蚊にはヒトスジシマカやアカイエカなどがいます。デング熱などの原因になるヒトスジシマカは昼間に血を吸う習性があり、空き缶に溜まったような少量の水でも増殖可能です。温暖化により生息地域が北上し北海道を除く全国に分布しています。2405_1.gif日本脳炎の原因になるイエカは夜に血を吸う習性があり、田んぼや沼・排水溝などに生息しています。日本全国に分布していますが長い距離を飛べるため田んぼや沼から離れた場所にもいます。
 蚊に刺されないために虫よけスプレーや蚊取り線香などを使用したり、長袖・長ズボンを着用して肌を露出させない対策が大切です。日本脳炎はワクチンで予防できますから3歳以上のお子さんは定期予防接種をうけ忘れないようにしましょう。

今月のトピック

食品による窒息について

 今年2月、小学1年生が給食中にウズラの卵が原因とみられる窒息で亡くなる例が報道されました。食品による窒息で子どもの命が失われる例は度々発生しています。口は空気と食品共通の入り口で喉で気道(空気の通り道)と食道(食品の通り道)に分かれるため、食べる時には危険が伴います。
 子どもで食品による窒息が起きやすい理由としては、子ども側と食品側にそれぞれ要因があります。窒息から子どもを守るためには安全な食べ方・食べさせ方を理解することが重要です。
 食事時の子どもの行動が原因と考えられる例としては走りながら食べる、何個もほおばるなどがあります。食べることに集中する、口の中に食品がある時はしゃべらない、仰向けに寝た状態や歩きながら食べないことが重要です。
 食品側の要因としては表面の滑らかさ、粘着性、弾力性、固さ、噛み切りにくさ、大きさなどがあります。ブドウ、ミニトマトなどの丸くてつるっとしているもの、もちなどの粘着性が高く飲み込みづらいもの、リンゴなどの固くて噛み切りにくいものは危険です。
 食品による窒息を防ぐには子ども側の要因と食品側の要因が重なるような状況をつくらないことが大事です。

文責:福山市医師会母子保健委員・学校保健委員 安井雅人

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