いきいき健康メール (2013年10月号)
2013年10月10日発行号
◎眼圧検査と眼底検査
健康診断や人間ドック、医師の指示などで行う検査に眼圧検査と眼底検査が
あります。
◎眼圧検査とは?
眼球の固さを測定し、眼球の内圧の変化を調べる検査で、眼圧が高い場合は
緑内障が疑われます。急性緑内障には、目が痛む、かすむ、電灯のまわりに虹
がかかったように見えるなどの前ぶれがあります。
緑内障にかかっている人は、必要以上に水分をとらないこと、睡眠を十分と
ること、タバコは控えることなどがポイントです。
◎眼底検査とは?
眼底は『からだの窓』といわれ、直接血管の様子を観察できる唯一の場所で
す。眼底の血管は、脳血管と同じような変化を起こすため、脳卒中や脳腫瘍な
どの診断に役立ちます。また、動脈硬化や糖尿病の進行程度、腎臓病や網膜剥
離なども分かります。
◇眼底出血があるといわれたら?
眼底出血には様々な原因があります。必ず精密検査を受けましょう。
まず、その原因となっている病気をはっきりさせ、適切な治療を受けること
が必要です。放置しておくと失明することもあります。
◇高血圧・動脈硬化といわれたら?
眼底検査で、血管が出血したり輝いている時は、高血圧や動脈硬化が考えら
れます。高血圧や動脈硬化は、脳卒中や心臓病、糖尿病、腎臓病などに進行し
てきます。塩分・脂肪分などを控え、生活習慣を改善し、定期的に健診を受け
るようにしましょう。
◇糖尿病といわれたら?
眼底検査で、血管にこぶができたり、破裂したりする時は、糖尿病が考えら
れます。糖尿病は、血管障害や神経障害、感染症など様々な合併症を起こしま
す。検査結果に基づいて、医師の指導に従い、規則正しい生活を心がけましょ
う。