いきいき健康メール (2011年12月号)
2011年12月9日発行号
◎肺炎を予防しましょう
日本人の3大死因が、第1位「悪性新生物(癌)」、第2位「心疾患」、第
3位「脳血管疾患」というのはご存知の方も多いと思いますが、第4位が「肺
炎」というのはあまり知られていません。
肺炎で死亡する方のうち、95%以上が65歳以上で、肺炎の原因は「肺炎
球菌」が最も多いといわれています。
乳幼児の細菌性髄膜炎も、原因の約80%は、「インフルエンザ桿菌b型(H
ib ヒブ)」と「肺炎球菌」です。どちらの菌に対しても、ワクチンがあり、
乳幼児(2ヶ月~4歳)については、現在、無料で予防接種が出来ます。
インフルエンザに罹患した後に、細菌性肺炎を併発すると、重症化しやすい
、と言われています。免疫力の弱いお子様や高齢者、基礎疾患をお持ちの方は
、インフルエンザが流行する前に、「肺炎球菌ワクチン」と「インフルエンザ
ワクチン」を接種されることをお勧めします。
ワクチンの接種と、「うがい・手洗い」や「せきエチケット」を徹底し、風
邪やインフルエンザの感染を防ぎましょう。
「肺炎球菌ワクチン」には、成人用と小児用があります。ワクチンの接種に
つきましては、皆様のお近くのかかりつけ医(医院、病院)にご相談ください。
全国的に「マイコプラズマ肺炎」の流行が話題になっています。
福山市でも、感染拡大の可能性がございますので、ご注意ください。