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【感染症情報】麻しん(はしか)を予防しましょう!

いきいき健康メール (2012年4月号)
2012年4月10日発行号
◎麻しん(はしか)を予防しましょう!  麻しん(はしか)は、毎年、春から初夏にかけて流行する小児期の急性感染 症です。麻しんウイルスによって引き起こされます。麻しんウイルスは、感染 力が非常に強く、免疫を持っていない人が感染すると、ほぼ100%発症します。  感染してから、約10日後に、発熱や咳、鼻水といった風邪のような症状が現 れます。2?3日熱が続いた後、39℃以上の高熱と発疹が出現します。肺炎、中 耳炎を合併しやすく、患者1000人に1人の割合で脳炎を発症し、亡くなること もあります。  全世界では、今でも、新興国を中心に、約2000万人が感染、30万人が亡くな っています。  日本でも、まだ、数万人が感染しています。2007年には、10歳代後半から20 歳代の若者が多く感染し、大学が休校になるなど、大きな社会問題になりまし た。  感染を予防するには、麻しんワクチンの予防接種が唯一の方法です。  麻しんワクチンは、1歳になった年(第1期)と、小学校就学前1年間(第2期 )の2回行います。  それに加えて、ワクチンギャップを埋めるため、2008年から5年間、中学1年 生(第3期)、高校3年生(第4期)への接種が行われています。中学1年生、高 校3年生への接種は、今年度が最後です。  予防接種を受けて、日本から麻しん(はしか)を根絶しましょう!