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【感染症情報】風疹が流行っています!

いきいき健康メール (2012年6月号)
2012年6月8日発行号
◎風疹が流行っています!  風疹は、「三日はしか」とも言われ、発熱、発疹、リンパ節腫脹(耳介後部 、後頭部、頚部など)を特徴とするウイルス性発疹症です。麻疹(はしか)と 比べて、症状も軽く、予後は良好です。  しかし、妊娠初期に感染すると、ウイルスが胎児に感染し、出生児に白内障 、心疾患、難聴などの障害が起こる「先天性風疹症候群」を発症することがあ ります。  今年は、昨年同時期の約2倍の患者が報告されており、特に、兵庫、大阪、 京都の関西圏で、患者が、著しく増加しています。  予防接種が、唯一の予防手段です。  平成6年度までは、中学3年生の女子だけが、定期予防接種の対象だったため 、20歳代から40歳代の男性患者が、増加しています。  インフルエンザなどと同じように、咳、くしゃみなどの「しぶき」から感染 します。外出後の手洗い、うがい、「咳エチケット」を守りましょう。  妊娠女性を感染から守るためにも、風疹に罹ったことがない人や予防接種を 受けていない人は、予防接種を受けることをお勧めします。  数年前に岡山市で、先天性風疹症候群児出生が数例ありました。 近年、高年齢出産が増加をしていますので、風疹ワクチンによる抗体価が下が ってきてから妊娠される人が見受けられます。妊娠予定年齢の女性の方は、自 主的にワクチンを受けられることをお勧めします。