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【感染症情報】四種混合ワクチンが始まりました

いきいき健康メール (2012年11月号)
2012年11月9日発行号
◎四種混合ワクチンが始まりました  四種混合ワクチンは、これまでの三種混合(ジフテリア、破傷風、百日咳) ワクチンと不活化ポリオワクチンが一つになったものです。  本年11月1日から全国で接種が始まっています。対象者は、ポリオも三種 混合も全く接種していないお子さんです。既にいずれかを一度でも接種してい る場合は、三種混合+不活化ポリオワクチンで接種を続け、必要な回数を完了 して下さい。  四種混合ワクチンの接種時期ですが、生後3ヶ月から接種できます。3?8 週間隔で3回、3回目の約1年後に4回目の接種を行うと完了です。  百日咳は子どもがかかりやすく、かかると症状が重くなりやすいVPD(ワク チンで予防可能な病気)です。特に小さな赤ちゃんがかかると重症化し、激し い咳が続き、無呼吸発作を認め、生命に関わる場合もあります。  問題なのは、大人の百日咳抗体価が低下していることです。そのため、大人 の間でしばしば流行し、ワクチン接種前の赤ちゃんにうつしてしまうケースが みられています。  生後3ヶ月になったらできるだけ早く接種しましょう。この時期は、ワクチ ンスケジュールが過密であり、BCG・ヒブ・肺炎球菌及びロタウイルスワクチ ンなどとの同時接種がお勧めです。同時接種が安全であることは、世界の常識 であり、日本でも確認されています。米国では、生後2ヶ月の時は6種類も受 けています。